MAXIMUM ★ OVERDRIVE
FAKE
MAIL
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2003年06月25日(水) ■ |
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第117話「Laugh・Makers / PHASE.19 『BELOVED #12』」 |
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PHASE.19 『BELOVED #12 Replay』
2001年11月、もう季節は冬の装いを感じさせていた。
そんな中、マイとの食事の話が進んで行った。
マイ:「今度ご飯食べに行く時、舞ちゃんも一緒に行ってもいい??」
FAKE:「へっ!?」
『舞』とは、元カノである・・・。(PLASTIC SMILE編)
FAKE:「い、いいけど別に・・・」
嫌々ながら承諾する俺(笑)
それから日が経ち、食事の日になった。
待ち合わせ場所に向かう俺の、携帯が鳴った。
メール着信:舞
FAKE:「ん?なんやろ?」
FAKE:「はぁ!!?Σ( ̄□ ̄;)」
ありえない・・・こんなこと、絶対ありえない・・・(怒)
怒りを抑えながら、返信する俺。
とりあえず、舞と先に行って待つことになった。
待ち合わせ場所に到着した俺。
少し遅れて、舞が現われた。
FAKE:「アイツ、最悪やな・・・。」
舞:「普通に忘れてたみたいやで(笑)」
先に、店内に入り、酒を注文。
俺は怒りを抑えつつ、酒を流し込んだ。
数分後、マイがようやく到着した。
マイ:「・・・す、すいません・・・(汗)」
FAKE:「ちょっと座れ!(酔)」
その時、俺はすでに出来上がってました(笑)
何気ない会話を繰り返す。
時間は、いつも早く進んでいる気がした。
空腹を満たしつつ、店を後にする俺達。
その場はお開きになり、帰路に着く。
舞は別方向なので、その場で別れ、マイと二人きりになった。
二人だけの帰り道。
どんな会話をしたかは覚えてない。
ただ、楽しかった。
それだけ覚えてる。
その時、カナのことはすっかり忘れていた・・・。
マイに傾いている俺が、其処にいた・・・。
マイ:「今日は、ごちそうさまでした♪あと、送ってくれてありがとう。」
FAKE:「おう!んじゃあな。」
マイ:「また遊んでな☆」
FAKE:「もちろんよ!」
マイを家まで送り届け、一人歩く帰り道。
静かだが、高鳴る鼓動。
押さえ込んだマイへの気持ちが、リプレイしているように思えた。
その時、
着信:カナ
カナからの電話。
その電話に喜び、笑顔でカナの電話に出る、卑しい俺が其処にいた・・・。
俺は一体、何をしているのか?誰が好きなのか?
自分自身がわからなくなった・・・。
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