ヒヤリハッと,『なすび』

 会社では毎週月曜日に朝礼があり、毎回一人ずつ順番で「ヒヤリハッと」の報告をする。
業務上で大失敗とか損失にはならなかったものの、ヒヤッとしたりハッと気付いたことを皆で共有して問題認識・解決や業務改善につなげようというもの。
私も9月25日に発表することになっている。

今日、そのネタにするにはちょっと恥ずかしいぐらいの初歩的なミスをしてしまって、大事には至らずもかなりヒヤヒヤした。
予防策も気がついて、ドキドキしながら「これは使える」と思ってしまった。
のん気だね。

しかし、食べ物に関わる仕事なので、ミスはかなり怖い。
生協に対する見方、信頼はスーパーなど大手企業に対するそれとは違うところがあって、お金に換えられないものがある。
という意識を持つためにも「ヒヤリハッと」は有効なのでは。

 本日は月に一度の、新製品・リニューアル製品の試食会。
今回はちょっとした隙に食器を片付けられたりしないように気をつけながら、食べて記録して。

この仕事は本当によく食べる。
試食会があって、サンプルや撮影で使用した食材の放出があって、原稿の参考のために商品購入(会社持ち)までできる。
事務所にはいろいろな飲み物があるし、常に誰かが「これどうぞ」と言って、お土産やら産地から届いたもの(バナナや米など)がまわって来たり。

これまで肉担当だったKさんが「桜井さんが肉担当になったんで、これどうぞ」と言って、唐揚用国産鶏肉をくれた。

私は鳥は大嫌いだが、鶏肉は好きだ。
鳥の成育環境がどうだろうと関心はないが、安全で美味しい鶏肉のできる理由となれば興味がある。

某生協の鶏肉は、(棚の小屋ではなくて)平飼いされて、自然の光と風を受けて育つ。
ストレスが少ないから丈夫で、エサに抗生物質や合成抗菌剤を混ぜないで済む。
だから美味しい。らしい。

この美味しさを確認するにはちゃんと料理をしなければ、と思うが私には能力がない。
目白のバー『なすび』に持って行ってやってもらおう。

 というわけで21:30まで働いて、『なすび』に鶏肉を持って行く。
冷蔵庫で解凍しなければならないので、今日は食べられない。
また近々来て、千秋さんに料理してもらって、他のお客さんの感想も聞けば、取材になる。

こんな感じで、この仕事はとても楽しい。いい会社だ。
2006年06月20日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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