中島義道著『悪について』,Nさん月命日の集い,迷走,恋話,クレームの行方 |
中島義道『悪について』読了。 真面目な哲学本で、あまり面白くはなかったのだけれど、気に入った箇所が1つ。
第4章「この世の掟との闘争」には、宮崎学さんを思わせる記述がある。 それは中島義道ではなく、カントの言葉だが。
以下引用。
ところで、さまざまな不愉快と絶望的な苦悩が、人生の味わいを完全に奪い去っても、この不幸な人が、心を強く保ち、臆病にもならず意気消沈もせずに彼の不運に憤然と立ち向かい、死を望みながらも生命を保持しようとするならば、またそれが、生を愛するゆえではなく、傾向性や恐怖によるものでもなく、義務からであるとすれば、彼の格律(=主観的な規則、信条)は道徳的な内実を持つのである。(『基礎づけ』)
引用終わり。
ほう!宮崎さんて、道徳的な人だったのか。 ご本人に言ったら「なんじゃそりゃ」と言われそうな気もするが。
前から宮崎さんと中島義道は似ているところがあると思っていた。 宮崎さんも『法と掟と』という本を書いている。
強きをくじき弱きを助ける。弱者に優しい。 でも「良識派の優しいいい人」は大嫌い。 世の中は絶対に良くならない、という虚無と諦観。 でも、自分は一人になってもやり続ける、という強さ。 そして、二人の常である「闘争状態」がとてつもなく面白い。 やっぱり似てる。
大学ゼミの先輩Nさんの月命日企画第2弾。 横浜市青葉台のAさん邸に集合。私はかなり遅れて到着。
ママさんたちは手作り料理持参。 私はゼミの先輩のワインショップ『プティットメゾン』でCH ルネッサンス赤2003を購入、Aさん邸に届けてもらった。
このワインはラベルが可笑しい。 棺桶の中から男性が蓋を押し上げているイラストで「ルネッサンス」。 月命日にふさわしいワインである。 (こちらで購入できます)
Aさん邸にはNさんの結婚式の美しい写真があり、学生時代のテレビ番組ヴィデオなど見ながら楽しいおしゃべり。 Kさんと恋話。他いろいろ。
次の予定があって、一人で都心へ向う。ここから迷走が始まる。 どうやら短時間でいろいろ飲んだのがきいたようで、乗り過ごし、戻ろうとして乗換駅を間違えたり、逆方向に乗ってしまい引き返したり、予定の場所への到着がかなり遅れる、大失敗の巻。 しかも酔っ払い。酷いね。
友人と恋話メール。
「いやー、ここ数日苦しかった! (略) 私は彼にどうして欲しい?私はどうしたい? どうするべきか?どうしてはいけないか? 悩んだ悩んだ。
でも、会ったら何も言えませんでした。 彼も必死なんです。
私も自分自身を、彼をもっとよく見て、考えることにしました。 愛は惜しみなく与えつつ。」
> 楽しみも苦労も全て一緒にわかちあいたいよねえ。 > 私も彼の生活の一部にしてほしいと思うけど、どうもうまくいかないわ。
「そうかあ。ほんとに同じだね。」
> もっとわりきっていられたらいいのだけど。
「割り切っちゃったら詰まらないよね。 それで本心から楽しいならいいけどさ。」
(私が『直言』パーティーの時に知り合った、離婚カウンセラー岡野あつこ氏について) > 知ってるよ〜 > 実は、離婚のとき相談にも行きました。 > すごいパワーの人で、この人なら強く生きていけるんだろうなあと > 自分まで強くなれそうな気持ちにさせる人でした。 > イベントにも参加したことあるけど・・・その話は会ったときにでもネ!
「そうですか。確かにものすごく積極的な人でした。」
友人にはいつも助けられる。大切な仲間。
恋人とも話すが、酔っ払いで申し訳ない。 5月15日に文書でクレーマークレーマーした店が無反応だったので、頭に来てもう一度かなり強い調子で文書を送った。 お詫びのメールが届く。
> 今後は、接客の基本を見直し、たとえ業務上の会話であっても、常にお客様への気配りを忘れないよう、担当セクションの責任者に伝え、再度スタッフ全員に徹底致しました。 > > また、今回お客様へのご連絡が遅れましたことにつきましては、5月15日にアンケートをいただきましたが、メールアドレス・電話番号の記入があったのにもかかわらず、ご住所の記入が無かったため、担当者がお返事を怠ったためでございます。今後は、お客様の貴重なご意見・ご指摘に対して、必ずお返事をするように致しますので、ご理解くださいますようお願い致します。
とのこと。ぷう。 住所がなかったって、それはメールか電話で迅速に対応して欲しかったからだよ!と思うが、今後も利用する店なので、頼むよ。
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2006年06月10日(土)
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