「共謀罪に反対する表現者たちの集い」,アトリエマキ,文学座付属演劇研究所研修科発表会『二十世紀少年少女唱歌集』,『陶玄房』 |
15時に渋谷の宮下公園で「共謀罪に反対する表現者たちの集い」があり、主催が寺澤有さんで、高橋玄さんもスピーチをするというので見に行く。 玄さんは「5分で終わるし、終わったらすぐ次に行くから来なくていいよ」と言ったのだが、追っ駆けの私は行く。
などと言っても15時20分ぐらいに到着。開始が遅くなったみたいで、間に合う。 高橋組の皆さんも『ポチの告白』のチラシを配ったり、座談会を撮影したりしていた。ご挨拶。
玄さんの他は内部告発をした元群馬県警警部補とか警察問題に詳しいジャーナリストとか。 面白かった。雨も心配だったが降らないでよかった。
しかし共謀罪なんてテレビじゃ見たことないし、国会でもすすーっと通ってしまうのでは。 「くそ、あいつ殺してやりたい」 「やっちゃう?」 「やっっちゃえ、やっちゃえ、やっちまいなー!」 これ殺人共謀罪。ってことか?恐ろしい。
舩木壱輝さんと髪の話。 「明日美容院なんですが、どうしようかと思って」と相談。 「刈上げは?」 「いいですよ」 「いや、嘘です。伸ばす方向でどうですか?」 「はい。そうします」 何気ない会話もああ楽しい。
埼京線で板橋。『アトリエマキ』に直しに出していた夏のドレス3点を取りに行く。 3,800円で、丁寧な仕上げ。素晴らしい。 15年ぐらい着ているものだが、まだまだ着られそう。嬉しい。
帰りは東上線の下板橋から北池袋駅へ。 我が家にドレスを置いて、信濃町にある文学座アトリエへ。
バンド『ナインアンダー』の松本美弥子さんのお姉さんは文学座の演出家松本祐子さん。 文学座研究生のお芝居を演出するとのことで、松本美弥子さんと一緒に見に行く。
無料だし、研究生だし、などと言われて見た『二十世紀少年少女唱歌集』は、想像を超える素晴らしさ。 プロであるはずの池袋演劇祭とはえらい違い。 お芝居の基本がしっかり鍛えられているということなのか。
『二十世紀少年少女唱歌集』はタイトルのイメージとは違う話だった。 関西の在日朝鮮人部落が舞台で、時代は帰還政策が始まった頃。 部落から抜け出したい少女と、少女の家族と近所の人たちの日常と大騒ぎが描かれる。
泣いた。昨日宮崎学さんと姜誠さんに在日朝鮮人部落の話を聞いて、まさにその頃のその辺りの話だったので、物語に入りやすかったのかもしれない。
研究生、頑張ってるなー、というのもあった。 休憩のない2時間の舞台で、同じ大きなアンパンを3個食べる女優。 セリフを言いながら、1個をほんの数口で食べていた。 松本祐子さんに「ここはアンパン食べながらやって」と演出されたのかしら?すごい。
秋刀魚をのせた七輪を持ったサラリーマンが3人、しゃがみ込んで「いい夕暮れですねー」と繰り返す場面は必要ないのでは?と思ったが、秋刀魚が食べたくなる。
終了後松本美弥子さんと新宿に出て居酒屋『陶玄房』。秋刀魚塩焼きを注文。 今日見た舞台の話、バンドの話、仕事の話、など。 「意識している男性が結婚してるとか彼女がいると知ると、返ってリラックスしていろいろ話せる」というのは割と独身女性に共通している気持ちなのだと知る。
しかしいい男というのはなかなかいないのであるから、いい男を彼氏とか夫に持つ女性には「是非寛大な心で男をシェアしませんか」と言いたい。 いい男の妻とか彼女はたいてい性格も非常に良いので、仲良くやれそうな気がするんだけどなあ。 だめか?
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2005年10月22日(土)
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