決算,うるせえ奴だね,映画『CHARON』,『北海道』,『炭火串焼 東方見聞録 かくれ伽』 |
決算、決算、総決算。朝まで頑張ってやっと1ヶ月分の入力が終わる。ああ、全然駄目だ。
本日、我が家から数分のところに引っ越して来る友人に「手伝うよ」などと言ったものの、無理。
少し寝て作業続行。のつもりが朝まで入力したデータが、消えてるではないか! パニック。入力やり直しかい、と眩暈がする。 結局バックアップファイルから復元できた。ふう。
クソ忙しい時に限ってBBSにややこしい書き込み。しかし文句を言いながらも丁寧に読んで下さって、まあ。
「映画って本当にいいですねえ」の水野晴朗 VS 高橋玄さんのトークショウがあるテアトル池袋。 ゆうばり映画祭でも中田圭さんのイベントの司会をしていたボンちゃんこと西田和昭さんが司会で、水野晴朗を「隣にいるのがボケ老人です」と紹介してビックリ。ニコニコして「なんだよー」と水野晴朗。
いつになったら玄さんが登場して『CHARON』の話になるのやら、二人で延々水野晴朗監督作品『シベリア超特急』についてしゃべってる。
「あのー、時間も押してるんですが」と『CHARON』宣伝マンの塚本さんが割って入り 「じゃあ、高橋玄監督に入ってもらいましょうか」とボンちゃんが言ってるのに 「いいんだよ、自然に入ってくることになってるんだから。そういう段取りなの」と水野御大。 「うるせーな!何仕切ってんだよ!お前が仕切るなよ!」とボンちゃん。 すごい可笑しいコンビだ。
水野晴朗の『シベリア超特急』はカルト的人気作品だとは知っていたが、既に5作も作っていて、しかも全て水野晴朗が13億だかの私財を投じて製作したとは。 いっちゃってるね、水野晴朗。素晴らしい。 『シベ超』シリーズなんて単なるキワモノ映画だと思っていたのだが、見なくちゃいけないような気がしてきた。
そして、今、熱狂的ファンはいるものの映画業界では冷ややかに見られているらしい水野晴朗は、日本映画界の歴史に残る人物となるのではないだろうか。多分あと何年も経ってから。 玄さんと水野御大の初顔合わせって、もしかしたらすごい瞬間に立ち会ったのかもしれない。
『CHARON』上映中、玄さんたちはまた『北海道』で飲んでるだろうから、そちらに顔を出そうかなと思った。 『CHARON』はもう8回も見てるし。しかし、見始めると引き込まれて9回目も飽きずに鑑賞。 特に今日は前から4列目という、これまでで一番スクリーンに近いところから見るのを楽しめた。
終了後『CHARON』と『シベリア超特急』のサイン入りポスタープレゼントのジャンケン大会。 男性2人が勝ち残ると「水野好みですねー」とボンちゃん。あはは。
外国特派員協会のハンスさん夫妻と一緒に、玄さんたちが飲んでる『北海道』へ。
映画の話。 「日本映画界で水野さんのように本気で映画で遊んでいる人はほとんどいない。皆マーケティングばっかり。」と玄さん 「えーっと、確かなんかの犯罪者でマッチョな人で、自分が出演する映画作っちゃった人いますよね?」と私。 「ジー・オーグループの大神源太。あの映画、面白いんだよ」と玄さん。 へえー。
矢沢永吉の話。 「俺の夢はローリング・ストーンズと矢沢永吉のPVを撮ること」と玄さん。撮って撮って。 玄さんは永ちゃんに生「ヨロシク!」をされたとか。いーないーな。 永ちゃんは今でもコンサートチケットを手売りしてるとか。 コンサートの後でもデートでも永ちゃんはカラオケで自分の歌を歌うとか、その際構成もすごい考えるとか。 ああ素敵、永ちゃん。会いたい、飲みたい、目の前で歌を聞きたい。 「この場に永ちゃんを連れて来てくれる人がいたら、その人の奴隷になります」と私。お願いー!
『北海道』は24時閉店だが1時過ぎに追い出されるまで盛り上がる。
先週と同じ流れで『炭火串焼 東方見聞録 かくれ伽』へ。 ボンちゃんの話に爆笑、涙、「すっごいですねー!」の連発。 ストリップ劇場で鍛えた話芸がめちゃくちゃ上手いんだ、と思った。 でも玄さんは「俺はボンちゃんのこの話は何度も聞いてるのに泣けるのは、ボンちゃんが駆け引きをしないからだよ。ハートに曇りがないんだ」と言う。
話は玄さんの事務所の若い衆への説教となり、「お前は何かを命がけでやったことがあるのか」「ボンちゃんの話で涙も出ないのは、お前が『自分のことだけ』だからだよ」「『ニート』って知ってるか?お前なんか『パラサイト』で『ニート』の『パラニート』だよ!」と言われている人の、私は隣の席にいるのだが、自分が言われているような感じ。
玄さんが怒り、ボンちゃんが「大丈夫だよ」と優しく言い、先輩の舩木壱輝さんが「今の話メモしろよ。行けって言われたところにすぐ行けよ」と細かくアドバイスし、なんだか彼が羨ましくなる。 皆の思いが彼に伝わっているのかはよくわからないが。伝わって欲しい。
舩木さんが玄さんを送る車に乗せてくれ、我が家を経由してくれる。「ここです」と言って車を降りたら舩木さんも車を降りて挨拶。恐縮する。
あー、楽しかった!玄さん、ボンちゃん、水野さん、すごい男酔い。 『シベリア超特急』絶対見なくちゃ。
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2005年03月26日(土)
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