| 休日出勤,『あゆたて』,『新春・リワイヤリングの会』,『いろはにほへと』,『Sword Tail』 |
職場のアイドル、ケミストリー君が「出てくれますか」というので喜んで休日出勤。 本当は『月刊やきものネット』の原稿をやらなきゃまずいのだが。 しかし、ケミストリー君現れず。私が帰った後に来たらしい。ふう。
ランチは昨年定食屋だった店が寿司屋になった『あゆたて』。850円でかにの味噌汁つきの握り1人前。かなり美味しい。 昨年職場近くの寿司屋はほとんど行ってみたが、いいところがなかった。 ここはキレイだし、土曜日もランチをやっていて◎。
しかし、カウンターの中で後輩従業員を叱り続ける人がいて、それを聞きながら食べるのは気分が悪い。 「あれはどうなってんだよ、ちゃんと見てろよ。こんどやったら承知しねえぞ」 って、裏でやってくれ。
15時半で仕事を切り上げ、霞ヶ関ビル33階、東海大学交友会館へ。 大学ゼミの先輩Nさんが開いた『新春・リワイヤリングの会』。 Nさんは現在東海大学でゼミを持っていて、ゼミ生の就職活動支援と異業種交流会を兼ねたようなイベント。
私が着いた時にはNさんが初めの挨拶をしていて、続いて鶴谷武親(つるたに・たけちか)氏の講演。「ポップカルチャーについて」。
鶴谷氏は1965年神奈川県生まれ。埼玉大卒。セコム(株)入社。その後、デジタルハリウッド取締役を経て、現在、フューチャー・インスティテュート代表取締役社長。大京などと組んで、子ども向けのIT教室を全国展開している。
現在日本のポップカルチャーが世界市場でどういう状況になっているかという話はあちこちで聞くし、キャラクタービジネスについては会社員時代に少しかじったことがあるので、知っていた。
面白かったのは、なぜ日本のポップカルチャーが世界で受け入れられたのか。それは偶然でしかない。 日本は単一性の高い文化だと言われるが実は二重構造社会。全国一律の教育を受けながらも、家に帰れば漫画、アニメでとんでもない世界が展開している。漫画やアニメはなんでもあり。 子供たちは多様性を受け入れることができた。
もう一つは、文部省が音楽、美術教育をやめなかったこと。子供たち皆が縦笛をふける、これはすごいことだ。アメリカは理数系教育に力を入れ、気づくと美大はアジア系学生ばかりになってしまった。
しかしポップカルチャーをビジネスにする力は非常に弱い。再生産の仕組みは担保されていない。とはいえ国が「ポップカルチャーを国力に!」ってやるのはどうなんだ?という話。
なるほど。音楽、美術教育という面では、最近は西洋文化重視よりも日本文化を知る、伝える、という方向性も出てきて、大変いいんじゃないかと思う。それが愛国心の押し付けみたいになるのは嫌だけど。もっと地方色も出せば豊かになるだろう。
部屋を移って立食パーティー。学生たちは食べ物に群がるかと思ったらみんなおとなしい。 積極的に社会人の話を聞きにいくとか、自己アピールをするという感じでもないように見えた。 まあ立派な会社名が並ぶ中、私に話を聞きに来る学生がいるわけないが。
新橋の居酒屋『いろはにほへと』で2次会。学生君がNさんのことを「学生のためにこんなことをしてくれる先生は他にいないです」と話してくれる。本当にいい先生だよなあ。子離れできない親のような感じもするが。いつまでもそうあって欲しい。
若者から見るとどうなんだろう、と思って男子に「私が職場にいて、いきなり『ご飯食べよう』って誘ったらどう思う?行く?」と聞いてみる。「行きますよ」「ホントに?怖くない?」「だいじょぶっす」おおー、よし。頑張ろうっと。
外資系大手証券会社勤務のKさんという恐らく最年長の人が誰よりも元気で「カラオケ行こう!」というので「カラオケなら私は…」と言ったら「じゃあカラオケはやめ!」ってことでダーツバー『Sword Tail』。
私は初ダーツバー。カラオケより遥かにつまらなくて呆然としてしまう。 皆は楽しそうに教えたり教わったりしてゲームを繰り返しているが、何が面白いのかさっぱりわからない。 先端恐怖症気味なところもあるのか、あちこちでビュンビュン飛び交う針に落ち着いていられない。
1杯飲んで終電の時間になり、一人で駅へ。ホームに着くと山手線のライトが遠ざかっていくところだった。 悲しい。震えながら京浜東北線を待つ。田端からタクシーか、トホホ。田端でもタクシー待ちで、寒いんだろうなあ。参った。
と思って覚悟しながら田端駅。おお、なんと向かいのホームで待っていてくれた山手線ちゃん!ブチュー。ニコニコで乗り換え、帰る。
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2005年01月22日(土)
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