電脳キツネ目組東京忘年会『レモン』,『花風』,『EZ HEAVEN』,どこかのバー

 年末は早めに家賃の振込みを、とマンションに貼紙があったが年明けまで払えない。
年越しの資金を下ろしにATM。帰りにランチ『海鮮問屋』。

社員の誰かが結婚披露宴に同期のほとんどを呼んで数人だけ招待しなかったり、パーティーの演出にお金を取られたけど使い道が知らされてなかったりで、同期の仲が悪くなったとか。
そんな冠婚葬祭の話から『対決!ハエ嫁ウンコ姑』の話へ。

 今日は定時にあがって、お茶の水『レモン』で電脳キツネ目組東京忘年会。『なすび』の千秋さんが来ていた。

Eさんは関西から白州次郎の本をたくさん持ってきてくれる。

関西突破塾忘年怪は余興盛りだくさんだが、東京忘年会は歓談中心。
宮崎学さんのテーブルにお話したい人が次々に座ったり、宮崎さんがテーブルを回ったり。

私が向かいの席に座ると、宮崎さんは開口一番「男はできたか?」
「いいえ。この間元内縁夫が突然目の前に現れて、『俺結婚した。子供が出来た』って言われてビックリしました。宮崎さんは別れた女が結婚した、子供が出来たって聞くのはどうですか?」
「ほっとする。安心するよ。やったー、万歳!だな。女に待たれたりしてみろよ、たまらんよ」

私、待ってるのか?それはないと思う。戻ってくるとも戻れるとも戻りたいとも思わない。
話ができる関係でいたいとは思うが。

『レディージョーカー』について宮崎さんに聞く。「世紀の愚作って、書評を書いたよ。あれは取材してない。新聞社が集めた資料を緻密に繋ぎ合わせただけ。人物も一面的。警察官はこう動く、犯罪者はこういう人間、そのイメージ通り。人間の面白さはそうじゃないところにある」

なるほど。そしてとどめの一言。

 2次会は『花風』。宮崎さんは帰られる。宮崎さんが入れてくれた泡盛『残波』を飲む。「宮崎さんがボトルに私の名前書いてくれたんだよー」と皆に自慢。
他に何を話したかは覚えていない。

 3次会は、オープンしたての、カウンターに座ると後ろを人が通れないぐらい小さなバー。バッグに入っていた名刺によると『EZ HEAVEN』。
カウンターの中は全員男性で、こういうのはゲイバーっていうのかな。

初めに私の隣に座っていた男性は「僕はノンケです」。「じゃあ両方?」と私。「違う、ノンケ」「あ、そっかー」というような会話をしていたのは覚えている。

ノンケの彼は可愛かったような気がするが、気がつくとガレッジセールのゴリのような人と二人でいた私。
エレベータの中でチュウをした。

 どこかのお店につれてかれた。ゴリの知っている店だったような気がする。赤い壁でカラオケがあった。と思う。
お店を出た時もチュウをした。

多分ゴリはどこかへ行くつもりで、私は帰るつもりでタクシーに乗った。
暫く走って「私、本当に帰るよ」と言うと「じゃあ、降りる」「バイバイ」で無事帰宅。

あれはどこの誰?ってあまり気にならないのが哀しい。
2004年12月28日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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