『太古八』,BBS考

 復活した羽賀さんの『太古八』。母と18:00に待ち合わせ。
お金を借りるのに遅れちゃいけないと思ったが10分遅刻。

母とは10月2日以来だが、その時既に鬱モードに入っていたらしく、そう言えばあまり喋ってなかった。
たまに娘から連絡があったら「お金貸して」では気も滅入るよな。申し訳ない、母上様。

auは家族間Cメールが無料だからCメールを見て、と言ったが見方がわからないというので教える。
「あんたはメール送ったって言うけど来てない」と言い張る母。
Eメールが200件も来て受信ボックスがいっぱいになってるじゃないか。私からのメールは1件、後は全部出会い系。
何やってんのお母さん。「知らないわ、何もしてない」と母。
全部削除。しかし未着のメールがどんどん来て136通。こんなに来ないよ、普通。
「知らない。何もしてない」と母。送信ボックスを見ると見知らぬアドレスに空メールを何通も送信しているではないか。

「もうやだ。料理が不味くなる」と投げ出したい母。
「だめ。Cメールは見られるようにならないと」と許さない私。

店主の羽賀さんは随分痩せたけど、元気そう。「羽賀さんの本出させて下さい」と言うと「そういう話はいっぱいある」。そうだろうな。
「でも『こうした方が売れる』とか『これはいいけどこれは売れない』とか言うんだよな。こっちは儲ける必要ないんだもん」
そうだろうな。他の人がやるなら応援するけど、私もやってみたい。

「真理さんのサイトを見て来ました、っていうお客様がいらっしゃいました」と女将さん。
名前を聞いたが、元同僚の人かな?お心当たりの方、ありがとうございました。
大変嬉しいです。ご連絡頂けると尚嬉しいです。

母にBBSの話をしたら「やめればそんなの。くだらない」と言われる。
「世の中たいていのことはくだらないのよ。映画だって音楽だってくだらないものはいっぱいある。
だけど『太古八』のことを書いて、読んだ人が来て、羽賀さんが喜んでくれて、来た人が喜んでくれたら、私は嬉しい。
お母さんのこと書いて、みんなが『桜井さんのお母さんすごいね』『お母さん元気?』って言って、パーティーに来れば『お母さん、お母さん』て人気者で、楽しいじゃない。そういう広がりがあるから、やめない」
「そうね」と母。
「まあそれがお金になればいいんだけどねえ」
「そうよねえ」

母が元気がなくなるのは何が原因なのかわからないが、元気な時の激しい行動の疲れを解消するために、無意識にバランスをとっているのかもしれない。死にたくなるほど辛くなければ、おとなしくていいとも思う。

 BBSが荒れると真っ先に通報してくれる人がいる。今日も早朝からメールをくれる。

> 今朝の荒れ方は変です。やっぱり(略)かな。

おお、確かに変だ。

> 削除を懇願してますよね。応じないとちぃっと切ないことになりはしないかと心配です。

む、これは怪しい。荒らし→通報、削除依頼→応じるよう促す、ってもしや自作自演?

というのは冗談だが、「ひょっとこ読者」は相手にしないと決めたのだから要求には応じない。
言葉は一度発してしまえば消えない、ということを知れ、と思う。
謝っても取り消しても言葉は残るのだ。謝罪や撤回の言葉も残る。
どちらに対しても責任がある、ということを知れ、と思う。
ああ、相手にしないつもりだったのに教育的指導。私って本当に優しい。

しかし自作自演疑惑(冗談です)の通報者は

> 納得しましたけど、ちょっと怖いっす、桜井さん。それでも楽しんでますよ!

「あら、怖い?まあ多少怖がられるぐらいがいいかも。キチガイはもう沢山です」と返信。
2004年11月27日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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