シンポジウム「スキャンダル報道とメディアの覚悟」,『Denny’s』,映画『カレンダーガールズ』,映画サークル!!

 朝生帰りですぐ寝ればいいものを、メールやら。2時間寝て水道橋の東京学院という予備校らしき会場で「スキャンダル報道とメディアの覚悟」シンポジウム。
パネリストは元『噂の真相』編集長岡留安則さん、三浦和義さん、文藝春秋社代理人弁護士喜田村洋一さん、報道被害救済弁護士ネットワーク会員弁護士飯田正剛さん、司会は自由人権協会理事山田健太さん。

満員。主な話題は、田中真紀子の娘の離婚記事による週刊文春の出版差し止め問題。
私の意見は岡留さんが一番近い、というか同じだった。
離婚はプライバシー、普通知られたくないネガティブな情報、とするのはもうやめようよ、という感じ。

離婚がプライバシーなら結婚だってプライバシーで、子供がいる・いないもプライバシーで、
結婚が一般的にいいなら子供がいるのもいいけど、いないのはネガティブ情報で、
でも結婚してないのに子供がいたらプライバシーとか?
書かれる方の痛みを考えろ、と言うけど、そういうよくわからんマスコミの倫理観とか幸不幸の価値観の押し付けで読む方も傷つくってことがある。
特にスキャンダル報道はそういう世論作りを感じていやーな感じ。

田中真紀子の娘は完全な私人ではないし、公人ともいえない、というのも岡留さんと私は同じ意見。
グレーゾーンの人が嫌がることは書いちゃ駄目、発行できない、となったらどんどん拡大解釈されていく。
私人が守られるようになるのではなく、公人が都合のいいように利用するようになる。

三浦さんは田中真紀子の娘は完全に私人であり、本人が嫌がってるのに報道する意味あるのか、という意見。
確かに売れるから、やりやすいから、「田中真紀子の娘」をやるのだろう。もっとスキャンダラスな、撃つべき大物政治家のぼんくら息子や馬鹿娘はいるけど、やらない。
そこがまた嫌だし、つまらない。

って真面目に話しているんだけど岡留・三浦のツーショットは相当胡散臭ーい兄弟という感じで、いい。ニコニコしてしまう。そしてやっぱり面白い。

三浦さんの「名誉毀損は金銭で解決するという合意ができているけど、傷ついた名誉は回復はできない。地方のスナックに行った時『あなた三浦和義にそっくりね』『よく言われるんです』という話になって、最後に『実は本人です』と言ったら『あんた、嘘ついちゃいけないよ。三浦和義は刑務所の中だもんね』と言われた」とか、
岡留さんの「実は皇太子夫妻は『噂の真相』のファンで、愛読していたらしい。『噂真』が一番雅子妃の気持ちを伝えていた。『噂真』なき今、皇太子は自分で守るしかない。あの発言は皇太子の自爆テロです」とか。

 15時過ぎに終了後東京ドームシティ内『Denny's』。
昨日の深夜『朝生』のお弁当から何も食べていないから腹ペコ。前から気になっていたマンゴータルト、結構美味しかった。

 29日は「bukuの日」で池袋の映画館は1,000円。『カレンダーガール』を見る。
わかりきった展開だが、泣く。

『ギャラリーSt.Ives』でイギリスの男性陶芸家たちのヌードカレンダーを見て大笑いしたが、これの真似だったのか。
カレンダーガールたちは病院に多額の寄付ができたが、ポターのカレンダーはそう売れなかっただろうなあ。来年は女性陶芸家で作るらしい。

 『ご近所さんを探せ!』に紹介されていた映画サークルに参加するつもりで、一回家に帰る。
21時ごろ池袋で集合、としか知らされていなくて、ご飯も食べすにお出かけスタイルのまま連絡を待つ。

22時過ぎに「今まで映画見てました。今は2人こっちにいるだけです。」というメールが来る。
どういうことだよ。もう来なくて結構ってことか?

22時半になって「僕らはふらんす亭に入って不味い?食事をしています!」
何ー?!こっちはお腹空かして待ってんだよ!頭に来て着替えて顔を洗う。
眠くてたまらないけど頑張って行こうと思ってたのに、ふん。

25時過ぎ、お詫びのメールが来る。もう!舐められてるのか、歓迎されていないのか?
映画の後映画好きな人たちと飲み食いしながら話したら面白いかと思ったのだが、
あんまりきっちりしているサークルも嫌だけど、こんな調子ならやめようかな。
2004年05月29日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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