『駒沢美粧』,『豆富湯葉炭焼 銀の蔵』

 13:30の予約に20分ほど遅れて『駒沢美粧』。
渋谷駅で遅れる旨を連絡して、考え事をしていたら1つ先の駅まで乗り過ごしてしまい、更に遅くなる。

 前回は黒く染めたのだが、ちょっと経つと白髪が気になる。
今回は明るい色にしてもらう。
「何色がいいですか?」と担当の斉藤さん。
「じゃあ、母の日なのでカーネイション色に」。

美しく染まる。お友達のバンド『ナインアンダー』のボーカルのジャブロ君の妹さんがいて、ご挨拶。
彼女もヘアメイクさんだが、「斉藤さんすごいなあ」と感心していた。

斉藤さんといろいろな話。「HPに髪型のいろいろアップしたら?」と言われる。
「うーん、文章の発表の場なんで、ビジュアルの露出はこっ恥ずかしいんですよね」
「そうなの?」
「作家でもいかにもな写真出して、自分大好きな人がいるけど、変なの、と思うし」
「お楽しみページがあってもいいんじゃない?」
「そうですね。目線入れればいいか。ヌード写真の星マークとか。間抜けでいいかも」

というわけで近々ヘアカタログページを作る。しかしそんなことやってる場合か?

 「17:30にはならないと思う」と言っていたら17:39着で、待ち合わせていた母激怒。
「何よもう、気持ち悪くなっちゃったわ」と言われる。
17時過ぎには池袋に着いていたらしいから、そりゃ怒るか。
「じゃあ帰る?」とは言えない私。
「足が痛いから歩くのは嫌よ」と母。

駅近くの『豆富湯葉炭焼 銀の蔵』。
隣の席も夫婦とお姑さんらしき3人組の母の日の宴。

本当は母は『寛八』の寿司を希望していたのだ。
「え、それはちょっと、予算が…」と言ったら
「お寿司は先日池袋の美味しい回転寿司に行ったから、いいわ。あんたが決めて」。
申し訳ない。いつの日か、ご招待申し上げたいものだ。

「銀の蔵」は流行の和風ダイニングとしてはいいと思う。
美味しいし、店員の感じも悪くない。サラダを間違えて持って来たけど、両方食べられたし。

「かっこいいわね、その髪」と母。
「人間カーネイションなんだよ」

機嫌よく帰ってもらえたようで、胸を撫で下ろす。
2004年05月09日(日)

抱茎亭日乗 / エムサク

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