『Le Temps』,三千院,寂光院,『花心亭みのこう』,大津地裁,『やま喜』,『エクセルシオール・カフェ』

 6:32到着予定の深夜バスは6時過ぎに京都駅に着いた。
駅のトイレで顔を洗って、6:30開店のホテルグランヴィア京都のカフェ『Le Temps』で朝食。
デニッシュペストリーは1個300円かと思ったら幾つとっても300円。
3個食べてお腹いっぱい。

 7:25始発のバスで大原三千院。
参拝時間は8:30から、京都駅からバスで1時間なので丁度良い。
早朝なのに結構人がいる。ガイドに連れられた団体も来る。
開創1200年記念で、昨日から秘仏薬師如来が1ヶ月間だけ公開されているとのこと。
「まだ調査が入ってないので詳細はわかりません。1200年ほったらかしでした」との解説。

仏像は趣味ではないがそれ程珍しいものなら何か感じるかと思ったが、
特に有難くもなかった。庭も別に。
スピーカーで坊さんの声流したり、庭の小川に電線だかホースだか走ってたりして興ざめ。

参道の店に張り紙があって「近くでガス爆発がありました。仮店舗で営業中です」。

 バス停と反対方向にある寂光院に向かう。
こちらは全然人がいないので「月曜は休みかも」と不安になる。
近くまで来ると「火災復興工事」の看板が。ここもかい?と思ったら
寂光院は昨年5月放火されたのだった。休みじゃないけど本堂は工事中。拝観料は500円。
知ってたら来なかっただろう、と思ったが再建への寄付としよう。

 10:40のバスで京都に戻る。四条河原町で降りて先斗町『花心亭みのこう』で焼き肴御膳。
白ワインを頼んだら、今日9月9日はなんとかの節句で
花びらをお酒に浮かべて飲むのだとか。気分がいい。
卵が苦手なのでだし巻の代わりに何か、とお願いしたら鮭のテリーヌをくれる。
これが結構美味しくて嬉しかった。

 13:40から宮崎学さんが滋賀県警と喧嘩している裁判の傍聴。
電脳キツネ目組の人たちも数名。
今回は滋賀県警が横槍を入れて中止になった記者会見会場のホテルのオーナーと
宴会部長と、県警と、大津署の暴力団担当者の2人の証人尋問。

 今や「嘘つきは泥棒の始まり」ではなく「嘘つきはオマワリ」って感じで嘘ばっかり。
しかし裁判官は「それはこういう意味ですよね」と、矛盾をかばっている。

今回は宮崎さんの登場は無し。15:30頃終了。
「今年も滋賀県警には石油缶のお歳暮送らなあかんかなあ」と宮崎さん。あはは…。
(グリ森事件の犯人取り逃がしで滋賀県警本部長は焼身自殺している)

 宮崎さんは帰られて、キツネ目組の7人で大津駅前のそば屋『やま喜』。
来年4月の統一地方選挙の話。「出るなら今からビラを撒け」「会社は辞めろ」と
市議会議員の人たちにアドバイスを受けるJさん。

京都駅に皆で出て、駅前のアバンティ・ブックセンターで
『あの日から世界が変わった〜ニューヨーク Good Bye 物語』を書いた
たけちよさんのサイン会。
といってもみんながそれぞれ買った本にレジ横でたけちよさんにサインしてもらう
ゲリラ的サイン会。

そのまま京都駅周辺から河原町を散策。静岡のS君の案内で会津小鉄の本部を見に行く。
なかなか風情のある通り。なんと、Sさんが1階の駐車場に入っていってしまう。
え?と思ったがSさんは顔見知りらしく、私も駐車場の車の周りにいた人たちとご挨拶。

結構歩いて(私は朝から)疲れた。エクセルシオール・カフェで皆はお茶。
私だけワインとスコーン。

新幹線でたけちよさんの本を読みながら帰る。

 帰ったら大学ゼミ仲間のOちゃんから「NYに落ち着いたんで遊びに来れば」というメールと
「もうNYから帰って来ています」という近藤康太郎さんからのメールが同時に届いていた。
間もなく9・11ってことであちこちでニューヨーク、ニューヨークだ。
2002年09月09日(月)

抱茎亭日乗 / エムサク

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