しびれる,ジャーナリズム講座&本

 右手親指の先がずっと痺れている。原因不明。なんだろ?火傷かな。

 ジャーナリズム講座本の打ち合わせ。本は太田出版から出るのだが、
「DTPを自分達でやろう」、「予算が下りたらね」、「皆でMacを買って手分けして」、
「嫌。Macは買いたく無い」、「じゃあWinでやって変換して」、「ノートPCしかない」、
「じゃあ無理だよ」など二転三転。

 来期の講座も「今期と同じでは本が売れない」という話になる。
私が「講師が違うじゃないですか」と言うと、
事務局のYさんに「それは雑誌的発想。実用書を作るんだから、
もっとテーマを絞り込まないと」と言われる。そういうもんだろうか?

マスコミ志望の学生は「ジャーナリストになってこういう仕事がしたい!」
というテーマを持っている人は少ない(多分)。
「面白そうだけど実際どんな業界なんだろう」ぐらいのもんだ。
あまり1冊の中で狭く深くしない方がいいと、私は思う。

ベテランの1匹狼的なジャーナリストから、若手で今後の活躍が楽しみな人、
大手メディアの社員の仕事、海外から見るとどうなのかとか、
いろいろ載ってた方が価値がある。

そしてこれはまた話さなきゃいけないが、「本にするための講座」なのか?
Yさんは「メジャーな人を」というのだけど、
いろんなところで話が聞ける人を呼ぶ必要は無いと思う。
長く手元に置いて欲しい本ならば、何年か経って
「ああ今は凄くなったけど、この人こんな講座で授業してたんだ」
と言われて読み返される方がいい。
2002年07月17日(水)

抱茎亭日乗 / エムサク

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