書く,緑考,檸檬屋新宿熱

 映画監督の高橋玄さんが直木賞受賞予定小説を書いていて、
「私も小説書いてます」と言ったらアドバイスを下さる。
受賞記念パーティでの握手を夢見て、私も頑張ろうっと。

今日は下準備のメモ。

 檸檬屋新宿に出勤してみると、元恋人の絵の先生が来てくれていた。久し振りで感激。
Y先生は3月20日の西澤緑個展のオープニングパーティーに来てくれたのだが
私が欠席したため会えなかった。

「緑さんと話がしたかったんだけど」と言うので私も最近音信不通であることを話す。
Y先生が緑さんの作品について感じたこと、パーティーで思ったことを聞く。
幼い頃から元恋人を知るY先生は、彼の変化を一瞬で見抜いたが、
緑さんと作品についての考察も鋭い。画家の眼ってことなのかな。
ゆっくり話がしたかったのだが、本日はソンコマージュ定例ライヴのため忙しい。

Y先生はソンコマージュさんの師ユパンキのファンでもあり偶然のライヴを喜んでくれた。

 昨日からお店のエアコンが故障。
熱気でソンコマージュさんのギターも溶けるのでは、と思うほど。 
飲み過ぎのせいもあって具合の悪くなるお客様も。

 たまに「住枝さんの奥さん?」とか「愛人?」と聞かれるが
今日のお客さんは私のことを「住枝さんの娘さん?」。
住枝さんは「俺が36の娘がいるように見える?」と大声で何度も言う。
「そんなに36、36って言わないで下さい」
帰りの電車で気付く。まだ36じゃなかった。

私は「若く見られたい」とか「老けて見られたくない」とかあまり思わない。
老いることを恐れたくない。「年相応」など気にしたくない。
だから「この人はいくつだろう」と人の年齢についてもあまり考えない。

しかし先程いた人たちに「まだ36じゃないです」と言ってまわりたい衝動に駆られる。
それは思い出せなかったものの名前を、会話をしていた人と別れてから思い出したときの悔しさに似ている。

 檸檬屋のお客さんから苦言メールを頂く。
住枝さんに言わなくてはいけないが、ちゃんと聞いてくれるだろうか。
2002年05月25日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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