十文字学園女子大学公開講座,デート1,デート2

やはり遅刻してしまった。
大学ゼミの教授だった鶴木先生の基調講演「テロリズムとこれからの国際政治」
は既に始まっていた。

続いてスライドフォーラム「アフガンの女性と子供たち」では
川崎けい子さんという映像ディレクターが撮った写真の説明を聞く。

私は人々が着ているものに目が行く。汚れてはいるが可愛い布地、色使い。
以前パキスタンの少数民族の写真を見たときも、きれいな色の衣装に感心した。

資料の鶴木先生のプロフィールに
「警察政策学会の設立に参加し、現在同学会理事、『対テロリズム研究部会』主査」
とあって驚いた。知らなかった。

終了後、数年ぶりのデート相手Fちゃんが正門に迎えに来てくれる。
淡い黄色の帽子、イブサンローランのオレンジ色カシミアセータ、
フェンディの花飾りつきピンク皮スカートという気合の入った衣装の私の前に現れたのは、
ジャージのFちゃん。

「来たとき、私だってわかりました?」
「わかるよ」
「女子大生とは間違えないか」
「間違えるわけねえだろ」
「どこ行きます?」
「何も考えてない」
「『海が見たいわ』とか言いませんから」
「俺明日試合なの」
「知るかそんなこと。今日の話でしょ」
「で、何で彼氏と別れたの?」

と聞かれたのでもろもろ報告。喫茶店でお茶&ケーキ。
中学校教師であるFちゃんの近況も少し聞く。

「私のHP見たことあります?」
「ない」
「日記に『デートの約束した、ムフフ』って書いたの」
「デートじゃないだろ、お茶してるだけ」
「そうなの?年賀状に『デートしましょう』って書いたじゃないですか」
「デートにこんな格好で来るか」

ってことで「送るよ」と言われてしまう。
「えー?晩御飯も食べないの?」
「俺忙しいんだよ。今度ちゃんと誘うから」
「ほんとか?何年後?」
「いや、ほんとに近いうちに連絡する」

ってことで仕方なく新座の実家に寄ろうかと思ったら、大学の同級生I君から電話。
「今大丈夫?」
「いや、今デート中なの。でももうすぐ終わる。こんな時間なのにデートが終わっちゃう」
「じゃあ、続きを俺としない?」
「わかった。あと5分で終わるから電話する」
と言ったら横を歩いているFちゃんにど突かれた。

Fちゃんは「良かったじゃない、デートの相手がいて」と言う。
「いや、発展性が無いんですよ。まあFちゃんとも無いんですけど」
志木駅前で手を振って別れる。全然話し足りない。欲求不満だ。

I君に電話、「終わった」。
「やあ、2分で終わったね」、くっそう。

トルコ料理「カッパドキア」。公開講座の話、Fちゃんの話。

「今やってる金八先生で、若い男の先生のことが大好きで想像妊娠しちゃう女の子がいるんだけど、そんな感じ。
Fちゃんは英語の先生だったから意味深な英文を『これどういう意味ですか』って聞いたり。
すごい人気あってみんなで『Fちゃーん!』って叫んでガシッて抱きついたりしてたの」

2軒目に行く前に緑さんに電話。I君緑さん電話会談。
「緑さんて、想像してたより低い声だね」とのこと。

バーOLD/NEW。I君はクランベリージュース2杯。
I君本人にも何故だかわからないらしいが、妙に落ち着きが無い。緑熱か?
送ってもらって帰る。
2002年02月09日(土)

抱茎亭日乗 / エムサク

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