ボヤン賞パーティー,檸檬屋

外国人留学生のための日本語文学新人賞「ボヤン賞」の
記念パーティーに出席。
1時間ほど遅刻、選考委員の宮崎学氏には挨拶できず。

内モンゴル人のボヤンヒシグさんの挨拶は面白かった。
「私が賞を渡す側になるとは。私も本当はボヤン賞がほしい」。

第1回受賞者田原(ティアン・ユアン)さんが
受賞作品「日本の梅雨」を朗読。

「梅干し好きの日本人は梅の樹によじ登って
青梅を揺り落とす
梅の実の雨粒であるかのように
ボトボトひっきりなしに落下するのである」(後略)

中国訛りの日本語が、ボトボト落ちる梅をいきいきとイメージさせる。

選考委員の中村和恵さんが
「普通の文学賞のパーティーとは全然雰囲気が違う」と言っていたが
手作りのあったかさが伝わるパーティーだった。

ボヤン賞事務局でもある居酒屋「檸檬屋」へ。
ご主人の住枝さんが全員を紹介してくれる。

パーティーには間に合わなかった黛まどかさんも登場。
「私は荒川洋治さんが男として好きなんです」との自己紹介に
みんなが「おおっ」。

檸檬屋に行くと根が生えてしまい、電車があるうちに帰れない。
3時の門限には間に合うようにタクシーで帰宅。
2001年02月20日(火)

抱茎亭日乗 / エムサク

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