上野・東京国立博物館の「阿修羅展」見てきた。
実はこの阿修羅さん、それほど好きなタイプの像ではない。 なんかいかにも「腐女子萌え〜」みたいな顔なんだもんよ。。。 新薬師寺の十二神将みたいな方が好きなのね、ワタシ。 そっちは少年マンガか戦隊ものな感じだが(笑)
ただ、「阿修羅」にこの姿、この表情持ってきたのがすごいと思うのよ。 戦いの神様じゃなかった?コレ。 好みはさておき、芸術としてはやっぱり素晴らしいと思う。
全然違うが、ミケランジェロのピエタ、あれってマリアがまるでイエスの彼女にしか見えない。あどけなさすぎて。 この阿修羅さん作った人(もしくは発注者・・・って帝?)もミケランジェロも、今生まれてたら脳内世界がフィギュアおたくと変わらんのではないか。。。
さて、展示は案の定大混雑で数年前の「兵馬俑展」を彷彿とさせたのだが。 いざ阿修羅様とご対面して感動するかと思ったら・・・ 苦笑してしもたーーー!!!
像の出来じゃないのよ。周りに人が多すぎて。 十重二十重に囲まれて、それであの表情でしょ?もう「勘弁してよぉ〜」って表情にしか見えないの(笑)マンガの「冷や汗タラ〜」の顔。
夜中にストレスで熱出してそうだよ、阿修羅(笑) これ、もちろん携帯禁止だけど、許可されてたらさぞ面白かったろうな。 全員バームクーヘンみたいに阿修羅囲んで、写メ撮ってるという。
しかし改めて思ったんだが、お年寄りのお客さん、マナー悪いね・・・ ある爺さんは阿修羅の真ん前で石のように動かない。すぐそばで係員のお兄さんが「立ち止まらないでください!!」って言ってるのに。イヤホンガイドの説明終わるまで、テコでも動かない気らしい。
他の婆さんは仏像に踏みつけられてる『天の邪鬼』見て「ホラ、牛さんや。牛さん踏んでる」と大はしゃぎ。 ・・・最近の年寄りは「天の邪鬼」知らんのか??? 「鬼」ならいいけど「牛」踏むか、仏教で。
とはいえ展示も良かったし、実は国立博物館て来たの初めてだと思うんだけど、建物もとても良かった。外観もきれいだし、広々してるし、他の館は全く混んでないし(笑) 東京の博物館や美術館もいいね。
染付展、ここでやるんだったかな? もう一度その頃に来てみようかなあ。
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