Diary of thirty one syllables
DiaryINDEX|past|will
満月の夜 影も動けない夜 つめがとけても 誰も気付かない
君は今夜も 嫌な夢を見るのか 君は今夜も 嫌になるのか
心臓の音 やけに響くね テレビが踊る 部屋の片隅
百年の孤独に 閉ざされた心は 色のない 無機質な 涙に沈んだ
今 狩れるものも 今 愛せるものも つかめない 君の手は 自分を抱きしめて
叫べ なにもかも 叫べ 見えてくるから 叫べ 手をのばせ お前一人じゃない
奇妙に醒めた 別の意識の中で やがて目覚める 夢を見たのさ
もう君を待つ 楽しいことはないのか もう君を待つ 人もいないのか
最低の意味 たぶん嘘だね 月を追い越せ スピードが吠える
百年の孤独に 犯された心が 時を越え 闇を抜け 狼を産んだ
今 月の光が 今 雲の切れ間が 蒼白く しなやかな たて髪を ゆさぶる
叫べ 退屈を 叫べ 流し込まれて 叫べ 固まるのが お前一人じゃない
叫べ なにもかも 叫べ 見えてくるから 叫べ 手をのばせ お前一人じゃない
|