セルフライナーノーツ。

2003年09月15日(月) 夏のほ〜は〜ひぃ〜♪(by 森山○太朗)


森○直太郎と書くのは誤りだそうです。正しくは直太”朗”。
…ま、そんなことはどうでもいいですが(笑)朝晩もようやく涼しくなって来ましたね…( ´ー`)
9月上旬から続いていた原因不明の眩暈、何とか治まりました。
予期せぬことに、色々な方から心配のメールとかお言葉頂いて、吃驚しつつも嬉しかったです…あ、ありがとう…!・゚・(ノД`)・゚・


回転性の眩暈が絶え間なく続くので、まっすぐに立ってられない、頭も起こしてられない。船酔いしてるようなカンジで、胸焼けが続くのです。
他には熱も何も出ないので、病気とも言えないんですが。しかし当然ながら、焦点も合わないのでディスプレイの文字も読めない。
出社したところで仕事にならないので、結局2日ほど会社も休んでしまいました。
仕事忙しい時期じゃなくてよかった…(;・∀・)


実はちょうど1年前にも同じ症状が出て、その時周囲にメヌエールじゃない?と言われてたのですが…症例見ると微妙に違うんだよね。
それきり何ともなかったので放って置いたのですが、今回ちょうどいい機会だと思って検査して貰いました。聴力検査とレントゲン。
結果、良性の頭位性眩暈だろう、という診断になったのですが…原因もはっきりせず、直るのも自然に任せるしかない。耳石が元の位置に戻るか、消えてなくなるのを待つしかない。
その間の吐き気などの諸症状は薬で緩和しておくしかない、とのこと。(しかもこの薬が全然効かない!センセに申告しても微笑で返された!(笑))
困ったなぁ……不摂生とか体力低下とか、何か原因があれば対策もできるけど、これじゃどうしようもない。
普段が病気と無縁の健康人間なので、ちょっと調子悪くなると不安でしょうがないのです。
とりあえず、私は今頃になると体が変わるみたいなので…来秋はなるべく、大きな予定は入れずにおこう…(ノД`)


……でも、ホントは来年9月か10月には、念願のスペインに行きたいんだよなぁ…(苦笑)今行っとかないと、どんどん気力も体力もなくなってく気がする(汗)
来年はちょうどダリ生誕100周年に当たるので、色々と現地企画も多いようなのですv
バルセロナでフリー3日間くらいあれば、1日はフィゲラスに回せるしな……あとはガウディとモンタネールを心ゆくまで観てまわりたい…(うっとりv)
それにマドリ−ドでベラスケスとボッシュとゴヤ、ピカソのゲルニカ…(;´Д`)ハァハァ
い…行きてー!!!(;>ω<)




ピカソ、と言えば。
帰省してた4日の間に、『ミレー3大名画展』観に行ってきました。ひとりで!(笑)
おかんと一緒に行こうと思って待ってたのにさー…「山梨かどっかで”種まく人”は観たからもういい」だって!だってソレ別の絵じゃん!(笑)
…要は、極度の暑がりなので外に出たくなかったらしいです(^-^;
しかし。会場に着いてけっこうな込み具合(あくまでもこちらで、の話。東京とかではこの比じゃないだろう)に、ひとりで来てよかったかも…。
順序通りに進んでたら何時間かかるかわからないので、あちこち空いてるところから観て回る。件の『落穂拾い』『晩鐘』『羊飼いの少女』の前はいつまでたっても黒山の人だかりだったけど…正直、他の絵の方が好きだった(笑)
『羊飼いの少女』の表情や手つきの柔らかさには確かにうっとりしたけれど。
ヨーロッパ自然主義の画家達、と冠されているとおり、描かれているのは大半が農民や農作業の現場の姿で、それが様々な画家の手にかかることによって恐ろしいほどに色合いが変わる。
様式や主義に拘らず、こういう、テーマを絞った絵画展というのをもっと企画してみても面白いんじゃないかなぁ……まぁ、作品選出するのが大変だろうけど(笑)
それこそ、キュレーターのセンスがモロに出そうで(^-^;


この3大名画、損傷が激しいため今後国外に貸し出されるのは困難であろう、との表記が。
パッと見た目ではわからなかった……以前観た絵では、絵の具が既に鱗みたく浮いてるのもあったのになぁ(笑)やっぱ、国宝級とそうでないものとでは扱いが違うんだろうか(;・∀・)
ちなみに、私的に一番印象に残ったのは、先にも書いたピカソの一枚。『年老いた漁師』。
デフォルメされまくったいわゆる”ピカソの絵”ではなく、非常に落ち着いた写実的な絵で、ああ、随分初期に描いたんだろうなぁ…と思ってはいたのですが。
帰宅して、ゆっくり図録読んでたら驚いた!
何とこれ、彼が13歳の時に描いた1枚だと言うのです…!Σ(゚д゚;)し…信じられない!(×_×)
テクニックとかデッサンとか、その天賦の才を言い表すには専門外の私にはわからない明確な理由もたくさんあるのでしょうが…素人目にも何より信じがたいのは、その絵の雰囲気がめちゃ”枯れてる!”ってとこなんですよ。
絵にはどうしたって描き手の主観が反映されるものだと思いますが……これはもう、子供が年寄りを見る目じゃないのです。己が既にそちら側に立って見てるかのような……うーん、上手く言えないけど(苦笑)



13歳、かぁ……その頃の自分はどんな目をしていたんだろう。
ぼんやりと思う夏の終わり…







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