あらゆる弱さを克服したい。あいつに対してだけは、弱さを見せない自分で在りたい。絶対に負けたくない。いつまでも此処にいる気はないけれどそれが運命だと言うのなら、せめて負けない強さを。と思ってみても、どうしてこう上手く行かないんだろう。あたしは、あの人が誰よりも怖い。世界で一番怖い。それが一番悔しい。