仕事の帰り歩いていると、行く手を遮るワンボックス。 「邪魔くせぇ」とココロの中で呟いておりましたら、 「すいませぇ〜ん。○○駅ってどっちですか?」と道を聞かれました。 普通の会社の車に乗ってる、普通の兄ちゃん。 はいはい。と親切心全開でわりに詳しく教えましたよ。 が、その後、彼の口から出た言葉は、 「友達と七時に待ち合わせしてて…30分だけ付き合ってくれませんか?」 ふむ。人が親切に道を教えてやったって言うのに、 道なんぞDOでもいいってか。コレはアレか、ナンパか。
「いや、いいです。」
「30分だけなんで!」
「いや、いいです。」
「何歳ですか?」(レディに歳を聞くな)
「いやいや。」(歩き出す)
「話すだけですから〜!あ!10分千円払います!」(興奮気味に叫びながら)
「え?いや、いいです。」(若干笑いながら)
「10分千円!10分千円!」(壊れ気味)
普通のナンパよりある意味恐かったです。 10分千円て!(笑) 最初に10分千円払うからって言われた後の「え?」がリアルだと思います。 そりゃ、聞き返しそうにもなりますよ。 30分話しただけで三千円。給料日前の結婚式貧乏の俺っちにはかなりいいバイト?
まぁ、でも、何より恐いのは…。 このあたしに10分千円払おうと思ったあの兄ちゃん…。 それに、10分千円って言ったら間違いないだろうと思われたこのあたし…。
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