胸の真ん中に住んでいる真っ赤な蝶がまた鮮やかな鱗粉を撒き散らす僕を激しい動悸が襲う蝶はただ唯一の花を待っている自分と同じ血のように真っ赤な花が咲き乱れるのを繰り返し自らの破片と踊り狂いながら僕はただいつもの混乱を防ぐため耳からそっと受話器を放す同じリズムで繰り返される自らの心音にも耳を塞ぐ