smile☆smile
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私の母はものすごく厳しい人で、「うるさい」とか「あんた」とか言おうものなら、ほっぺをつねられたり(つねりあげるという感じ)髪を引っ張られて引きずられたり、家から引きずり出されたりしてた。 口ごたえなんかすると、一週間ごはん抜きとかにさせられて、私はおこづかいでこっそりパンを買って食べたりしてた。 弟は母から言われたことを守って、給食しか食べなかったりしてた。 そんなこと成長期の子供なのに信じられないことするよなって思ってた。 私はそんな母に育てられたから、娘には友達親子のような優しい母親になりたいとずっと思ってた。 私の娘を想う気持ちが通じていれば、横着な口の聞き方なんてしないと思ってた。 それが友達の影響も少しはあるのか夫婦間がそういう関係からなのか、「うるさい」とか「あんた」とか言い出した。 私は子供の頃に決して自分から折れない母を見て、大人のくせにムキになり過ぎてバカみたいって思ってた。 だから娘のこともそういう時期なんだと思って、一言注意するくらいにしておこうと思った。 友達と校区外にある大型スーパーに自転車で行きたいと言う娘に、「校区外はまだダメ」って言うと、二時間近くも泣き叫んで文句を言った。 いくら二時間も言われたからって、行かせるわけにはいかない。 「私、ご飯食べんけん」って娘が言ったので、こないだみたいに娘にぬいぐるみを使って優しく呼んだりはもうしないで、テーブルに置いておこうと思った。 そして食事が出来て「ごはんよ」って言ったら、「はーい」って言ってすぐに来た。 今回は娘も早くに反省したのかな。 お風呂から上がって、目をパッチリさせて私の顔を覗き込んできた。 怒り過ぎたから悲しかったのかなって思ったら、「二重になっとうやろ?」って言ってきた。 娘は奥二重なので、自分で二重にして私に見せにきたのだ。 娘は普段いじけると次の朝になるまで話しかけてこない。 ときには朝になっても、まだいじけてるときがある。 娘の方から何か言ってくるなんて珍しいから、やっぱり怒られて悲しかったのかな。 今日もパートに行ってるときに、珍しくなんてないことで4回も電話をかけてきた。 やっぱり淋しかったんだろうね。 私は周りの人に「怒らなきゃ」「もっと厳しくしなきゃ」って言われるけど、でも娘のことは心の底から愛してるし、娘だってきっと同じだと思うから、できれば笑顔で注意してもわかってもらえるようなそんな親子になりたいと思ってる。 10歳になって楽になったこともたくさんあるけど、でも今からが精神面での子育てでは大変な時期かもしれない。
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