2007年10月23日(火)
魚拓
少し前のニュースなのですが、公募っていつ?どこで?どのように?
国立がんセンター 患者も一緒にがん情報作成 作業班設置へ
国立がんセンター(広橋説雄総長)は来年度から、がん患者や家族が参加したがんの医療情報の発信に乗り出す。
患者らと医師、専門家が手を取り合い、きめ細やかな情報の提供をすることで、がん対策基本法(今年4月施行)が目指す、がん治療の質向上を図る狙いがある。
計画によると、同センターの研究者、医師で構成する「がん対策情報センター」に、新たに全国からの公募を含めたがん患者や家族、市民らが参加する作業班を設置する。
患者らは実際に最新医療情報や研究成果を伝える原稿作りにかかわり、ホームページで広く国民に発信するほか、新たな企画の提案、発信した情報の評価などの実務も担う。作業班のメンバーは約30人で、総長が委嘱し、任期は2年の予定。
これまでがん対策情報センターの運営方法などを話し合う評議会に、がん患者団体の代表らが加わっていたが、専門家が行う情報提供の助言や提案にとどまっていた。そのため、ホームページやパンフレットの掲載内容などを決める実際の作業にも「患者や市民の視点が不可欠」という意見が相次ぎ、作業班を設置することを決めた。
若尾文彦・がん対策情報センター長補佐は「情報発信だけでなく、患者や市民がどんながん研究を望むか意見を聞く場も設け、国民の視点に立ったがん医療や研究体制を推進したい」と話している。
(2007年10月9日 読売新聞)