俺は本当にこの子の父親なのか?
抱っこしても泣いちゃうし。
遊んであげると泣いちゃうし。
頭にきて放っておくと更に号泣するし。
あーあ・・・・・。
『俺って尊の父親なのかな〜?』
『当たり前じゃないの、他に誰がいるの!?』
『全然なつかねーんだもん。』
『大丈夫、ちゃんと尊は分かってるから。』
『本当かよ・・・・・。』
父親の自信、自覚、自意識、喪失しそう(泣
そんなある日
夕方、仕事から帰ってくると
尊が玄関にいた。
俺を迎えにきてくれた。
とびっきりの笑顔で。
奥さんの話によると
俺の車のマフラー音が聞こえると同時に
すっくと立ち上がりパタパタと玄関に向かったそうな。
そして俺の顔を見ると
『きゃはっ☆』
って笑い声あげた。
嬉しかった。
素直に嬉しかった。
・・・・ちゃんと分かってるんだな〜、俺が父親だって事・・・・・・。
両腕を上に上げ、¨抱っこしてポーズ¨を取ったので
抱き上げる。
『分かってんだな〜、お前。ありがとうな。』
抱いたら、息子泣いたよ。
『びえーん(号泣』
どーゆー事!?(激泣
俺が泣きたいよ(泣
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