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ぱふぱふの森
アケヲ
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2004年05月12日(水)
連休は神林長平で満腹

 
にごらせ旨茶バンザーイ!
というぐらいに好きなんだが、コンビニでは苦戦中。あまり置いてない。
新しいもろこし生茶を試したが、やや甘いのでわしはイマイチでした。
後味スッキリなので悪くはないと思います。

ところで!もう5月も半ばの週になってしまったが、連休前に書いておきたかった
ことをちょっとメモしておきます。
(今週が連休のアオリで非常に忙しいので書いてられんのです)

・「塊魂」カタマリを転がすだけで神になれる。かなりの破壊的魅力。
     特筆すべきは、やはりBGMだろう。サントラ超速攻予約済み。
・「エヴァ」コミック新刊が出た。貞本版カヲル君は意地悪そうでイイ。
      開襟シャツの描線がやはりなんともいえず素晴らしい。


「膚の下/神林長平」
連休はこのブ厚い新刊と共に過ごしました。幸せなぐらい読み応えあります。
火星三部作の完結編(らしい。しかも14年ぶりだとか)

こ、この話はもうなんというかスゴイ!
こういう言い方したくないけど、全ての腐女子は読んでおくべきだ。
「雪風」OVAで神林長平を知った人も多いだろうが、とにかくこの話は凄すぎる。
しかし火星三部作といっても前のやつ全然覚えてなかった。
個々の独立した話だと思ってたんだけど、一応繋がっているのか。
(14年ぶりか〜。初めて読んだ時はわしも若かったなぁ)

とりあえず第一印象をつらつら書くと。
・主人公ラブリーすぎ(ナイス育ての親)
・人造人間萌え萌え
・脇役の人もいちいち味がある
・一応SFだが難しいことわからなくても全く平気
・最後はあっけない(そのあっけなさ故に主人公に一層思い入れが深くなる)

なんというかねぇ、久々にやってくれましたよって感じ。
今回は「人間と人造人間の違いは何か」「魂はどこに宿るものなのか」というような
テーマを含みつつ、最初は機械っぽい主人公が、やがて人間よりもずっと人間らしい
人造人間として自立し、最後には世界の神となる道を選ぶという話なのです。
こう書くと難しそうだけど、大丈夫!
神林長平の文章は読みやすいので、そんなに時間かからないと思います。
まぁあの厚みなんで、それなりにかかるけど。

押井守をはじめとして、似たようなテーマで話を書く人はいっぱいいるけど、
神林長平は明るい結末になることが多いので、読後感も寂しいながら爽やか。
その最後の荒々しいともいえる片付けっぷりが、こだわりある人には物足りないかも
しれませんが。

わしは読み終えるのがもったいなかったけど、頑張った。
本を閉じた後、主人公の人生についてちょっと考えさせられてしまったよ。
もう一度読み直すけど、これは実は寂しい話なんだなー。

とにかく、オススメ。
もちろん普通のSF好きな人も満足できる内容だと思います。

来週あたり、三部作一通り読み直して何か書くかもしれない。
あるいは書かないかも・・・。(忙しいのです。いや、マジでw)


それ以外は長野の奥地にいって登山したり、高原いったり、ヴァナでヒャッホイしたり
する連休でした。


ヴァナと言えば、追加ディスク発表→FF12発売延期発表のコンボでしたねぇ。
今アメリカではE3が開かれているので、常に新着情報から目が離せませぬ。
PSP(SCEの新しい携帯ゲェム機)はどうなんだろう。色は素敵だが。
DS(任天堂の新携帯ゲェム機)も発表されたけど、どちらもなんだかなぁという感じ。
携帯ゲェム機とはいえ、滅多に外に持っていかないので余程のソフトがでない限り、
あまり触手動かないですな。
しかしDSにカプコンは逆転裁判シリーズで参入発表か・・・。
確かに2画面あるから、あのシリーズ向けだよなぁ。


話は変わるが。
「柔らかい殻」でデビューした危うい系映画監督の2作目「聖なる狂気」のDVDを見た。
主演ブレンダン・フレイザー、ヴィゴ・モーテンセンという、今となっては豪華キャスト
ですが、話は・・・・。
カルト宗教の教祖の両親に育てられた主人公(ブレンダン)が、ヴィゴと女性が暮らす
森の奥の家に拾われる話。そして最後は家が炎上します。
キモイ・イタイ・ワケワカンナイという映画なので、あまりおすすめできない。
ヴィゴは口がきけない設定なので、そういうフェチな部分の欲求がある人にはいいかもw
金髪でくわえタバコの姿は、どことなくサンジさん風。
「柔らかい殻」はわかりやすい話だったのになー。これはついていけんかった。
ちなみに「柔らかい殻」にもヴィゴ出てます。
主人公の少年のお兄さん役。なかなかこちらは素敵です。
ただし、映画自体はやはり強烈なので心臓弱い人はやや注意。

来週は仕事きりあげて映画いきたいな。
ティム・バートンの新作はどうなんじゃろか。

そろそろ仕事に戻らねば。
気が向いたらまた何か書きます。