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2001年04月24日(火)
どつかれてアンダルシア(仮)を見てきた



おぶおぶしている間に4月も終わりですなぁ。
今週末からちょいと放浪してきますので、5月にその分の日記をupします。
あくまで予定ですが。

今日は久々にお友達と映画に行ってきたですよ。
イグレシア監督の「どつかれてアンダルシア(仮)」。
(やはり京極の影響ですか? 「どすこい(仮)」)

邦題もすごいが、映画はもっとすごかった!
最後のオチをやりたいがタメに展開される、アホなまでに真剣な立身出世の物語です。
いやー、奇才としかいいようがないっスね。
ものすごい映画です。
こういうのがダメな人もいるだろうけど、私は好きだ。

スペインのアンダルシア地方(なのかしら? スペイン事情がよくわからないのよ)で
出会った冴えないふたりの男が、ある日スターを夢見てTVのオーディションを受けます。
結果は当然のように、まるでダメ。
しかし、彼らに眼を止めた男の薦めである舞台に上がったその時、ふたりの運命が突如
暴走をはじめるのです…。

スペイン語で「どつく」を何と言うのかはわかりませんが、正にそれは「どつき漫才」以外の
何者でもありません。
ふたりはただ「どつく」ことだけで、素晴らしい人気者に成り上がっていったのです。

そして、いつしか互いを憎み合うようになり、やがて…。

もう怒涛のごとく展開されるエピソードの数々がイチイチおかしい。
ニノ(デブ。ボケ役。つまり常にどつかれる)の愚鈍で哀れな容貌。
ブルーノ(ツッコミ役。結構クチが回る強かなヤツ)の転んでもタダでは起きない周到さ。
ふたりの好対照ぶりが、隅々まで活かされていて言う事なし!

たまにこの監督らしい、不気味なショットやホラー映画のパロディ的な展開なども詰めこま
れていて、なんとなくニヤリとしてしまいます。

「ハイル、ミュタンテ! 電撃XX作戦」や「ビースト/獣の日」を見たことがない人は、合わせ
てご覧になると良いかと思います。
「ハイル…」はあまりレンタルにはありませんが、「ビースト」は気の利いた店なら入っている
でしょう。すげぇですよ。

途中までイヤーな話とか、恐かったりするのに、なぜか最後は非常にサワヤカなのも、この
監督さんの良いところ。

ぜひ、「どつかれてアンダルシア(仮)」、見てください。
素敵なエンドを見て涙してください。
ふたりの熱い絆(?)の強さに感動してください。

劇場公開はそろそろ終わりですが、レイトショーや地方回りになるでしょう。
多分すぐにビデオ化するんじゃないかな。

はー。堪能しました!
たまには映画も見ないとね!

そゆことで、私は放浪の旅に出てきます。
5月は有明に日参しなければならないので、その前に帰ってきますがね。