無責任賛歌
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2004年04月19日(月) |
謎の柴田と、『漫画アクション』の復刊 |
先日、しげが開設した掲示板と言うか日記と言うか、「だにえる宙」に、お客さんがちらほら来始めている。それはまあめでたいことなのだけれども、しげがなんだかよくわからないみょうちくりんな変換プログラムを仕込んでいるものだから、書きこみされた文章が「宙語」っつーのか? まるで全然少しもいっちょん意味のワカランものになってしまっていて、解読するのがめちゃ厄介である。 「おっ、お客さんが来てくれてるね。よかったよかった。」と書き込んだら、これが、 「おっ柴田プッシーキラーは、お客シャアってさ っ! そこはダメッ! が来てくれてるね・でぶ☆今日はこれくらいでカンベンしといたるわ!よかったよかった今日はこれくらいでカンベンしといたるわ!」 ……なんて変換されてるのである。誰なんだよ「柴田プッシーキラー」って(-_-;)。そんないかがわしい知り合いなんぞおらんわ。それに、いきなりヒトに向かって「でぶ」なんてシツレイなことは言わんぞ、私は。まあ、しげがデブなのはその通りだから、これは自業自得というものだが。 「みんなにここのこと教えてあげたら?」と書き込んだのが「ピロリン星のこと教えてあげたら?」と変換されていたので、「何だよこれは」としげに聞いたのだが、「オレ、ピロリン星とかわけのわからんところのことなんか知らんよ!」と「宙」に向かって悪態をついていた。んなこと言うても、そう変換するように仕組んだの、お前だろ〜が。 自分が書き込んだ文章だけは元の文がわかるわけだが、他人のものは全くわからない。もう激烈だったのは某君の書き込みである。 「アーアー、ハッテーシーナイぃ〜!アーアー、ハッテーシーナイぃ〜!柴田プッシーキラーは、俺も早く「カスカベボーイズ」観に行きたいむ〜う〜だけど柴田プッシーキラーは、家族連れプッシーキラーは柴田プッシーキラーは、動きが取れにくくてなぁ・・「コナン」もセットにシャアってされちゃってるし柴田プッシーキラーは、トホホるーるーるーるー、ナッマッスッテッ!!アーアー、ハッテーシーナイぃ〜!ぁ柴田プッシーキラーは、早く柴田プッシーキラーは、行こうヨオるーるーるーるー、ナッマッスッテッ!!って柴田プッシーキラーは、お前が子供じゃむ〜う〜るーるーるーるー、ナッマッスッテッ!!」 どうやら『カスカベボーイズ』を見に行きたいと言ってるらしいが、その熱情のあまり、このヒト、アタマがイカレてしまったらしい(--;)。お気の毒なことである。だから「柴田」って誰。 仕込んだ本人は面白がってるのかもしれないが、「やりすぎ」はかえって興を殺ぐというものである。……もちっと別のささやかなのに変えようよ(-_-;)。
例の職場のトンガリさんが、ついに仕事を拒否し始めたので、その人の分の仕事まで引き受けることになり、やっさこいて(=苦労して)働く。その方は一応、技能職なんで、本当は資格のない私がやるべき仕事でも何でもない(つか、やっちゃマズイんだがね)のであるが、ほかに人材がいねえ(T∇T)。層が薄いぞ、ウチの職場。 全くなんでオレだけこんな目に、とブルース・ウィリスみたいなことを愚痴りたくもなるが、何分、二人分の仕事をせにゃならんので、愚痴ってるヒマがあったら手を動かすしかないのである。結局一休みする時間も取れず、8時まで残業。……疲れたけど実はまだ仕事の5分の1も終わってない。だから専門じゃない仕事を肩代わりしてるんだから、どうしたって手間はかかるのだ。……で、この仕事片付けなきゃならないのが明日までってことになってるんだけど、終わるんかいホントに。終わらせるしかないんだけど。 トンガリさんは「だって私にばかり仕事を押しつけてみなさん『忙しい忙しい』って仰るけれども、私からはみなさんが遊んでいるようにしか見えなくて、もうみなさんに仕事をしていただくためには私が何もしないでいるしかないって悟ったんです」というご意見である。 ……だったらよう、今アンタが勤務時間が終わると同時にスタコラサッサと帰ったあとも居残って仕事引き継いでる私はいったい何なんだよ。ヒマでやってるとでも言うつもりかい。~凸(~~ ;) でもトンガリさんがもし病院(どこの、とはあえて言わない)に担ぎこまれるようなことにでもなれば、結局は私が跡を引き継ぐしかないのである。もともとその立場にある人間じゃなくたって関係ないのだ。 自分でもすげえお人好しだとは思うが、誰ぞのようにあえて危険地域に足を踏み入れるナルシシズムに酔っているわけではない。なんでかわからないけれど、親代々、うちの一族はこういう星回りになってるのよ。もう笑うしかないやな。 ……ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは。 さあ、トンガリさんと私と、どっちが病院に入るのが早いか。
今日は終日雨。運動ができないので、なんか食ったら血糖値が馬鹿上がりなのは目に見えてるので絶食。……のつもりだったけれど、しげが「うどん食わせろうどん食わせろコロッケうどん食わせろ」とうるさかったので、結局「レッドキャベツ」まで買い物に行って、コロッケとメンチカツを買って来る。冷食で安いとは言え、揚げ物ばかり食いたがるから太るのだ。けど、コロッケって、私が子供の自分には「おかずの王様」だったんだけど、今どきゃ10個250円で売ってるんだものなあ。「わあ、今日はコロッケ!?」なんて歓声を上げて喜ぶ子供なんて、もういないんだろうな。 もちろん昔のコロッケは、出来合いのものじゃなくて親がタネからちゃんとコネて作っていたのである。原則として、私はおかずの七割を手作りできない親(男女ともに)なんてのは子供を持つ資格がないと思ってるんだが、こういう感覚って、現代ではもう死滅してんだろうな。でも親の作る料理で一番美味いのが「カップラーメン」って答える子供が本当にいるんだぞ。たとえ時代遅れだとか頭が固いとか言われたとしても、私ゃイマドキのヤンママの方が狂ってんだって断言するからな。 ……うちも私が主夫できないかぎり、子供はムリだなあ(T.T)。
スペインのサパテロ新首相が、昨18日、イラク駐留のスペイン軍部隊、約1300人を即時撤退させるよう、ボノ国防相に命じたことを明らかにした。理由は「イラク駐留の条件を満たすような国連安全保障理事会決議が採択される見通しがつかない」からとのこと。 小泉首相は「それぞれ国には事情がある」として自衛隊を撤退しない旨、改めて強調していたが、これがほんの十日ほど前であったなら、「いい機会だから、日本も自衛隊の駐留を少し考えなおしてみたらどうか」くらいのことは考えていたかもしれない。自分でもまさかここまで「小泉さん正しいよな」と思うようになろうとは、まあビックリ(~_~;)。 三馬鹿の影響の大きさをひしひしと感じるところであるが、こりゃもう自衛隊の撤退はしばらくはありえんなあと大多数の日本人が感じているだろうこのときに、日本弁護士連合会は、こともあろうに自衛隊の即時撤退を求める会長声明を発表した。 「自衛隊は『非戦闘地域における人道支援』というイラク特措法の要件に従って派遣されたはず。民間の日本人が拘束されるという許し難い事態も発生し、もはや法律の要件を満たしておらず、即時撤退と今後の派遣中止を求める」なんだとよ。 だからその民間人とやらは自分から「戦闘地域」に捕まりに行ったんじゃないかよ。それと「非戦闘地域」で救援活動に従事している自衛隊と、いったい何の関係がある? こういうねじれた論理(にもなってないへリクツ)でもって大衆を折伏できると思ってるなんて、いくらなんでも世間サマをあまりに嘗めてやしないか。 でもって、NGOは向こうに行きっぱなしってわけかい。またぞろ人質になる馬鹿を出すか、テロリストと意気投合して支援者になるかのどっちかな状況を作り出そうってか。「人権派」とやらの弁護士どもの正体は、こんな後先考えない、イデオロギーに凝り固まった阿呆の集団なんである。何か事件に巻きこまれたとしても、こういう弁護士だととてもこちらの「人権」とやらを守ってもらえそうにないよねえ。自分のことはやっぱり自分で守るしかないんだよねえ。全く、「自己責任」ということをいやというほど教えてくれる事件であったことである。 で、肝心の三馬鹿はどうしているかって言うと、7日くらいは人前に顔は出さないんだってさ。まあ、その間にできるだけいろいろと、楽しい言い訳を考えててくださいな。
昨年秋に休刊していた『漫画アクション』が、月2回刊で復刊。発売は明日20日から(福岡は多分明々後日くらいか)。 廃刊直前はエロの軟派路線で失敗した轍を踏むまいとてか、連載のラインナップ、見た目は「硬派」っぽいものが並んでいる。メインがなんたって北朝鮮拉致被害者家族会事務局長の蓮池透原作『奪還』のコミカライズ作品である。これ、誰か面白がって読む人いるんかね(~_~;)。やっぱり冒険してるんじゃないか、双葉社。 マンガの持つメッセージ性というものを私は基本的に信じていない。マンガの作業というものは、複雑多岐に渡る人間の思考をいったん単純な「記号」に変換して提供し、それを受け手が再び自らの「想像力」でもって複雑化するという過程を取る。いや、マンガに限らず、「表現」というものは全て「記号」でしかないから、その記号に反応する素因ないしシステムが受け手である読者の側になければ、想像力は機能せず、どんなメッセージも届きはしないのである。ま、『オトナ帝国』が万博体験者と未体験者とではその反応にかなりな「温度差」が生じていたことを想起していただければ、このことはピンと来ますかいな。 で、同じ「表現」でも、「活字」に比べて「マンガ」の特徴はそれが「カリカチュア」である点にある。どんなにリアルでシリアスな劇画仕立てにしたってね、マンガって、基本的に「ギャグ」なんだよ。マンガの本道はギャグマンガであって、決してストーリーマンガではないのだ。しりあがり寿が白土三平の、田中圭一が手塚治虫の、トニーたけざきが安彦良和の、“元の絵柄のままで”ギャグが取れるという点にお気付き頂きたい。 『奪還』のマンガ版がどういう展開を見せるかは分らないけれど、現実の人間が戯画化されてしまうことは如何ともし難かろう。少なくとも原作者が語っているような、「日ごろニュースを見ず漫画を読む人たちにも拉致について関心を寄せてもらい、沈静化する世論を少しでも食い止めることができれば」という目的はなかなか果たせないんじゃないかって思うんだけどねえ。 でも復刊号には『ルパン三世』の特別DVDが付録に付くらしいから、とりあえず私は買うけど。
2003年04月19日(土) メモ日記/腐れた夜。 2001年04月19日(木) 今日は眠いので短いよん/『クレヨンしんちゃん』29巻(臼井儀人)
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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