無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2002年11月24日(日) サベツとの長き闘い……はまだまだ続くよ(-_-;)/DVD『アクション仮面VSハイグレ魔王』/DVD『あずまんが大王【2年生】ほか

 23日分の続き。っても、DVDとかの感想だけだけど。

 『オトナ帝国』と同時発売の『アクション仮面VSハイグレ魔王』。
 記念すべき映画化第1作である。
 思い返せばこの映画をテレビで初めて見たときははっきりと「どんなにつまんないか、実際に見てみて貶してやろう」と思ってたんだよね。その先入観が見事に覆されたんだから、やっぱり食わず嫌いってのはいいこっちゃないよ。しげも「なんで『しんちゃん』とか録りよるん!」と言ってたのが、今や私が先に映画見たら悔しがるくらいになっちゃったからなあ。「買うのは映画だけでいいよ」って言っときながら、「ほかのは買ってないん?」って聞いてくるし。
 今から『しんちゃん』のファンになる人ってある意味では不幸だなあ、と思うのだ。私たちが『しんちゃん』のファンになったころはホントに世間での評判が悪くて、有害アニメ扱いだった。それを「そんなことはない、あれは素晴らしい傑作アニメだ!」と主張したときの相手の蔑みの目。悲しいのは、一般人ならいざ知らず、アニメファンの中でもそういうヤカラが少なくなかったことだ。「映画はまず見てから判断」という当たり前の基本事項を認識してないスットコドッコイがどれだけ多いかってこと、認識させられたこの十年だったんだからよ。
 偏見に晒された分、私たちは「クレしん映画のどこがすごいか」は、シロウトなりに「先達」としていっぱしの口が利けるようになったのである。他人の評判を聞いて後追いでファンになった人に対して、「まだまだだね」なんて言っちゃえるのである(^o^)。いや、そんな態度取るつもりはないんだけど、自然とそんなふうになっちゃうものなんだよ。
 「バカにしないでともかく見てみなよ、話はそれから」
 この程度の言葉でも「後追いくん」にはすごく高飛車に聞こえてしまうものなんだよね。時をもとに戻せぬ以上、先輩後輩の逆転は不可能なんで、これは如何ともしがたい。こういう先輩風吹かすやつが前にいると、新しいファンはかえって鼻白んじゃって、またまた映画を素直に鑑賞できなくなる。事実、映画を見た人でも「そんなに激賞するほどのもんか?」って反応しちゃうことがあるけど、それってたいてい「後追い」のバイアスがかかっちゃって、映画の価値を見逃しちゃってるせいなんだよねえ。
 でもそのせいで、「子供向けアニメ」とバカにしてるものの中にどれだけ宝石が混じってるか、気がつかずに過ごしちゃうのはやっぱり不幸じゃないのかな?
 『しんちゃん』だけでなく、『デジモン』だって『どれみ』だって、傑作エピソードが目白押しなのは「見て」りゃわかる。それが『ワンピース』や『コナン』のような雑な脚本や演出の作品といっしょくたにされちゃうことが多いってのは、やはり「子供アニメ」なんてククリでモノを斜め見してるからなんじゃないか。
 やっぱ、アニメファンって受身な人が多いんだよ。誰かから「あれはスゴイよ!」って言われないと気付かないし、そう言われても、どれ、じゃあいっちょ見てやろうか、って時には、その作品には先輩たちの手垢がベタベタ付いちゃった後で、素直に評価しにくい雰囲気ができあがっている。
 日頃から自分で面白いものを発見していこうって姿勢がありゃ、ホントに面白いものを見逃すこともそうはないんだけれども、そんなにしょっちゅうテレビに齧りついてもいられないしねえ。
 でも、少なくとも見ないうちから勝手に出来不出気を決めつけるような発言だけはやめてほしいよね。

 また本編の内容に触れてないな(^_^;)。てなわけで、あわてて解説。
 冒頭に展開されるテレビ『アクション仮面』の撮影風景。この作画の密度、演出の上手さにまず度肝抜かれちゃったからねえ。荒野で鎖につながれてるミミ子ちゃんを仰角で捉える大胆な作画。そのミミ子ちゃんの顎をしゃくるスケルトン教授ゾンビリビーのいかにも悪辣な演技、そして夕日をバックに岩の上でゆっくりと立ちあがるアクション仮面の勇士。何に魅せられたかって、その「映画」としての演出だったんだよね。
 最初見たときには特に泣きもしなかったけど、駄菓子屋のシーンでなんか涙ぐんじゃったよ。これからしんちゃんが「選ばれし子供」……じゃない、「アクション戦士」としてパラレルワールドに旅立つんだと思うと思わず「がんばれ!」と応援したくなっちゃってね。
 しかしこのころはみさえも若くてしんちゃんとすごく友達感覚でじゃれあってたんだなあ。いや、タンクトップのみさえって結構イロっぽいぞ。そしてしんちゃんが「ケツデカみさえ」ってやたら言うの、これちゃんとしんちゃんの低い視点から見るとホントにデカく見えるんだってことに気付いた。この第1作はアオリのカットが特に多くて、それがよくわかるんである。ムネなんて遠すぎてデカさなんて実感しない。ホントに小さいのかもしれないけど(^o^)。いやあ、こんな最初期からちゃんとリアルな感覚で作られてたんだなあ。
 せっかく『オトナ』や『青空侍』で『しんちゃん』にハマったオタクのみなさん、『オトナ帝国』だけでなくて『アクション仮面』もよかったら買ってみてね。


 DVD『サイボーグ009 バトルアライブ8~神々の来襲~』。
 いよいよミュートス編、これをたった4話で終わらせるのはもったいないよなあ、と放映当時から思っちゃいたが、22話、23話でお話を壮大に広げたのに、それが後半生きてこないのが見返すとちょっと残念に思える。アポロンなんか実は19話『英雄の条件』からジェットを見張ってたんだからなあ。もう少しナマなところでサイボーグたちと関わらせてほしかったねえ。
 だいたいミュートス・サイボーグたち、22話で全世界を恐怖に落としいれときながら、その後、世界の反応が全くなくてサイボーグたちに全て闘いを任しちゃうってどういうことよ。原作のまんまやってるんだからしょうがないんだけど、もちょっと大きな展開、タメがほしいところだったね。
 作画の書き足しがあるかな、と思ったら、23話、岡崎洋美・安彦英二両氏に加えて丸山泰英氏がクレジット。そう言えば放映当時は絵が雑だったかな。

 今巻とは関係ない話題だけど、『009』のホームページで002・ジェット・リンクの出自が問題になっている。『ウェスト・サイド物語』がモトネタだからイタリア系かプエルトリコ系か? とか悩んでるけど、「ジェット・リンク」の元ネタは『ウェストサイド』じゃなくて『ジャイアンツ』だってことも今時のファンは知らないんだな。だからあれはジェームス・ディーンなんである。


 マンガ、矢立肇・富野由悠季原案・安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』3巻(初回限定特装版/角川書店・798円)。
 特装版はいいのだけれど、表紙のどこにも「3巻」の文字がない。買う時すっげー迷った。これ単純なレイアウトミスなんだろうね。設定資料集がついて通常版578円より200円も高いってのはちょっと割高過ぎないかな。
 今巻はガルマ編の前半、マチルダさん初登場までを収録。カラーページも一部収録されてるけど、全てではない。『ガンダムエース』本誌も買って、さらに単行本も買ってるんだから、巻末に後書きくらい書いてほしいなあ。



 で、ここから本日。

 日曜の朝、アニメ特撮三昧復活、ということで『ハリケンジャー』から『ギャラクシーエンジェル』までぶっ通しで見る。でも感想はめんどくさくなるから書かない(^_^;)。最終回が近いものばかりでみんないろいろくふうしてるねってひとで。


 DVD『あずまんが大王【2年生】。
 初回特典は「あずまきよひこイラストレーションズ」。世の中「こんなオマケ付けてどうすんじゃ」ってものも多い(例えば「ハクの……」)中、これはなかなかの「買い」だね。やっぱお客さんが何を付けてもらったら喜ぶかってこと、少しはリサーチした方がいいと思うんである。
 あずまさんのホームページを見ると、彩色は全部パソコンでやってるそうだけど、ここまで手描き風に出来るもんなんだなあと感心。滲んでるようにすら見えるんだもの。……っつーか、塗りがヘタに見えてしまうのはどうかって気もするけど(^_^;)。

 本編の方も出来はいいと思うけどなあ。山本弘さんが「似て非なるもの」と憤慨してるってのはどういうところなんだろう。山本さんのホームページに質問を書き込む勇気はとてもないんで、ずっと謎のままなんだけど。
 4コマを30分一本のマンガにするんだから、脚色はどうしたって必要になる。単純なこと言っちゃえば原作には背景が描きこまれてないことだってやたらあるんだから、アニメのスタッフはそこから創作しなきゃならない。シチュエーションのイメージが違っちゃうことを回避することなんてまず不可能な話なのに、限界に挑戦、とまではいかないまでも、4コマのワクに固定化されたものをアニメとしていかに「動かす」かって工夫はいろいろやってると思うがなあ。
 それともオリジナルな展開がお気に召さなかったかな? 榊さんと神楽をライバルとして見せるためにあちこちからエピソードを寄せ集めただけでなく、もともと神楽が登場してなかった話にまで出演シーンを付け足したところとかあるけれど、原作に対する冒涜だって感じられたのかなあ。私なんか「うまくまとめたなあ」と感心した口なんだけど。
 ただちょっと気になった「変更」はあって、「夏休み」の巻でのゆかり先生とにゃも先生の会話が完全入れ替え。原作では沖に流されちゃったおーさかを見ながら、ゆかり先生が自分の責任問題を心配してるのをにゃも先生が「私の生徒じゃないし」と付き離す、という極道なネタだったのだが、それが「生ハムメロンって抱き合わせ商法だよね?」「酢豚のパイナップルよりはましじゃない?」と差し障りのない(でも意味不明)なやりとりに変更。やっぱり生徒を見殺しにするような先生の発言は不謹慎すぎて放送禁止ってことなのかな。全くギャグ一つに神経過敏になりすぎだよな。言い替えればそれだけ原作のギャグが真実を突いてあるってことなんじゃないの~?
 「夏休み」のギャグで一番楽しかったのはにゃも先生が「エロエロな話」してる最中に流れる挿入映像。風鈴やら雷門やら忠吉さんと戯れるちよちゃんとか。全くどれくらいエロな話してたんだ、にゃも先生。当たり前だけどみんな免疫ないんだなあ。ちよちゃんに免疫あったら怖いけど。
 1巻に10話も入ってるので今日見たのは前半の5話のみ。


 マンガ、あだち充『KATSU!』5巻(小学館/サンデーコミックス・410円)。
 おお、5巻を越したな。前回の『いつも美空』の反省もあってか、いかにもあだち充調なスポーツラブコメ、一応今度は人気が出たようだね。一作置きに実験漫画描いてポシャっちゃってまた原点に帰るって繰り返しか。サンデーの読者って保守的だよなあ。
 実際、ドラマはようやく序盤戦終了、という感じだから、ここで打ちきられたら作者もイタかろうが、読者だってイタイ。『美空』だって消化不良だったんんだよ。ちょっとくらい面白くないからって、長い目で見る忍耐力くらい持ってほしいもんだ。
 香月が完全にボクサーからリタイアして、活樹と紀本のライバル関係が明確化され始める。香月が言ってる通り、活樹は「1年後には高校チャンピオンよ」だそうだから、少なくともあと5巻は続く計算になる。でも実時間とは微妙にマンガの進み具合が違ってて緩やかな感じがするから、このペースで行くのなら、短くても20巻はかけないとバランスが悪そうだ。あだちさん自身、4、5年の連載を考えてるんじゃないのかな。
 ラビット坂口にリング上で殺された赤松隆介の存在がどの程度伏線として生きてくるのか、これだけでも5巻分は引けるな。内田がいかにも関係ありそうなんだけど、そこははずしてもちっと引いてみるとか、手はいろいろあろう。もちろん連載は続いてほしいんだけれど、つまんないままダラダラ続けられても困るからね。
 個人的にはもう一回くらい香月をリングに立たせてほしいんたけどね。せっかくボクシングする女の子なんて、今まであだちさんが描いてこなかったヒロインを登場させたんだから、このままリタイアさせたままなのは何と言っても惜しいよ。
 

 マンガ、金成陽三郎原作・山口譲司漫画『ミステリー 民俗学者八雲樹③ 山姥の里殺人事件』(集英社/ヤングジャンプコミックス・580円)。
 えー、あの有名なトリックと、あの超有名なトリックの組み合わせです。これで「重厚推理マンガ」(←オビ)とは片腹痛いわ。絵ももちょっと練習しようよ(-_-;)。こっちは感想、こんなもんだ。

2001年11月24日(土) オタクアミーゴス in 九州 2001
2000年11月24日(金) ハートブレイク/舞台『人間風車』



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