無責任賛歌
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2001年11月20日(火) |
オタアミに行くぞオタアミに行くぞオタアミに……/『COMAGOMA』1巻(森下裕美)/『おさんぽ大王』1巻(須藤真澄)ほか |
オタアミ当日まであと4日! カウントダウン4!
あなたはオタアミに行きたくなるあなたはオタアミに行きたくなるあなたはオタアミに行きたくなるあなたはオタアミに行きたくなるあなたはオタアミに行きたくなるあなたはオタアミに行きたくなるあなたはオタアミに行きたくなるあなたはオタアミに行きたくなるあなたはオタアミに行きたくなるあなたはオタアミに行きたくなる
え? なにか今日はウルサイって? さあ、そりゃサブリミナルってやつじゃないですか?
今日は定刻通りに帰るはずが、いきなり残業。 車で迎えにきたしげ、およそ30分ほど待たされてしまい、いやもう、怒るまいことか。 ったって、仕方ないっちゃ仕方ないんだものなあ。 あなたはオタアミに行きたくなる 腹をすかしたしげ、「ラーメン食いたい」と言い出すが、サイフの中には14円しかない。実はその状態が一週間ほど続いているのである(^_^;)。 しげが「どこか食べに行く?」と訊くので、私が「いや行かん。サイフに14円しかないから」と言うと、やたらケタケタと笑うのだが、可笑しい状況では全然ないぞ。行こうかどうしようかなんて、初めから迷いようがないのだ。
でも買い置きの食料があるので大丈夫。今日は酢豚とヒジキ、フカヒレスープ。これでカロリーは300kcalに押さえてあるのだ。しかも、しげが「おいしそう♪」と言ってピンハネするので、ますます低カロリー。ダイエットに一番よいのは「貧乏」である。あなたはオタアミに行きたくなる
『FF:U ファイナルファンタジー・アンリミテッド』第8話「ソイル〜マガンのしんぞう」。 よくわからんが敵らしいコドモ(タイラント伯爵なんてたいそうな名前がついてやがる)は「神」になるために「オメガ」を探しとるんだそうな。てことは、既に「アルファ」は手に入れとるんか。なんか『仮面ライダーアギト』と設定がかぶるな。まあ、よくある設定だけどさ。 今話でピストってサメモドキの怪人が出てきて、配下の「四凱将」ってのがようやく揃い踏みしたわけだけど、こいつ、4人の中で一番頭がイイと威張っているみたいだが、フツー、自分でそういうヤツに頭イイやつはいないって。 それにこいつの声が子安武人だし(^_^;)。この人はもー、私のココロの中では『少女革命ウテナ』の「お(ほ)い、お(ほ)い」の冬芽サマ以降、「ギャグキャラ」としか認識出来なくなってるので(あのアニメは同時期の『マスターモスキートン』よりよっぽどギャグだった)、声を聞いただけで笑いのスイッチが入っちゃうようになってるのである。 いやもう、「風」からマガンを奪い取ったはいいものの、挑発されて篭めたタマ(なんとか言う名前がついてたみたいだったが忘れた)の色がショッキングピンクだったかウルトラマリンブルーだったか、ともかくその色の選択のハデさっつーか、シュミの悪さ、やっぱ子安だよアンタってなもんで、笑うた笑うた。 昔ながらのFFファンには評判悪いみたいだけれど、私は結構ノってきた。いや、なかなかヌケたとこ見せてくれるギャグアニメっスよ、これ。 「オロカ面」も出てくるし(←オスカーのことね)。 あなたはオタアミに行きたくなる
CSチャンネルNECO『探偵事務所23・くたばれ悪党ども/銭と女に弱い男』続けて見る。第一作は鈴木清順監督のイカレた傑作との評判のヤツだが、私はこれが初見。 カラー版の『くたばれ』が第1作で、第2作の『銭と女』がモノクロって、普通と順序が逆。まるで木下惠介の『カルメン』シリーズみたいだな。確かに意味なしミュージカルシーンは楽しいが、いい味出してるのは探偵事務所の副所長役を演じてる初井言栄。若いし、メガネかけてて、いかにも探偵の相棒って感じで、最初、初井さんと気がつかなんだ。しげは見てて「北林谷栄だ」と言い張るし。 だからその「名前が似たことは全部同一人物か親戚」って発想でヒトを認識するのはいい加減で止めろ。 しかしこのころの宍戸錠はホントに足が長くてカッコイイなあ。裕次郎も人気のもとはその足の長さだったみたいだけど、「足をもてあましてる」感が一番強かったのは宍戸錠ではなかったか。このヒトにはこういうやさぐれた探偵とか殺し屋なんて役が一番似合うんであって、間違っても博士役なんてさせちゃイカンのだ。 ……東森博士はまだしも、ブラックジャックと谷博士はやっちゃいけなかったよなあ。
なんか急に、この日記に飛んでくる人が激減している。 一日に20件程度のアクセス数が、多いほうなのか少ないほうなのかはよく分らないけれど、今日は5件ほどしか人が来てない。っーか、いつもGoogleとかで検索してくるヒトが一人もいないのだ。なにしろ、ここ1ヶ月くらい毎日来ている「フルメタル・パニック!」が気になってるらしいヒトビトすら、誰一人来てないのだから(やっぱり複数なんだろうなあ。特にたいしたこと書いてないのに覗きに来てるし)、これはやっぱり「異常」事態と言わざるを得ない。 単なる偶然なのか、それともネット上で何か事故でもあったのか。それとも私は何かマズイことでも書いたりしてたんだろうか。 なんか気になるなあ。 あなたはオタアミに行きたくなる
NHKで昨日再放送した『タイムトラベラー』で、“裏”モノ会議室にツリーが出来ている。 なんか差別用語がどうのこうのと書きこんでる人が多いが、それは別に『タイムトラベラー』を題材にしなきゃ語れんことでもないんだよなあ。せいぜい城達也のナレーションに触れてるくらいのもんで、なぜかみなさん、「作品の出来」に触れることをあえて避けてるみたいだ。 NHKらしく脚本は説明的過ぎるし、SF設定はご都合主義だし、セットはチャチだし、島田淳子(浅野真弓)も「伝説の美少女」ってほどじゃなかったし。まあ、そりゃ「謎の転校生」なんかも含めて、実は少年ドラマシリーズ、SFドラマとしては当時から結構弱かったんだけどもね。 でもまあ、もっとひどい『赤外音楽』とか『11人いる!』とか『ぼくとマリの時間旅行』なんかもしっかり見てたんだよなあ。SFドラマの絶対数自体が少なかったから。まあ、なんとか水準レベルと言えたのは『幕末未来人』くらいのもんじゃなかったろうか。ヒロインの美しさという点でも、古手川祐子は群を抜いていたし。 『ぼくマリ』は高瀬春奈が脱がないのが最悪。脱いだらもっと最悪という説もある(^^)。でも今見ると、その最悪ぶりも笑えていいのよ、これが。 やっぱりどんな駄作・改作だろうが、ちゃんと残しとく必要はあると思う。
金がないので、今、マンガを買ってくるのはもっぱらしげ。しげのマンガの趣味がわかる一端だ。 マンガ、竹田エリ『私立T女子学園』10巻(完結/集英社・819円)。 作者の性格が歪んでる点では新井理恵とタメ張るんじゃないかと私は勝手に思ってたんだが(だって歪んだキャラしか出て来ないし)、オビに「キリがいいからやめました」って書いてあるのも、「だらだらいつまでもつまんね〜マンガ描き続けてるやつ多いよな〜、恥ずかしくね〜のかよ」とか考えてんじゃないかと想像すると、やっぱりこのヒト、性格歪んでるんだろうなって気がする。 デブな友達に向かって、「背中にブラジャーつけて背中の肉を集めて『両面おっぱい』してほしいの!」なんて、男だったら絶対言えんぞ。誰か試して見れ。 私はこのヒトの毒舌マンガ、まだまだ続けられると思ってたんだが、しげは「10巻も続けばもう飽きた」とニベもない。まあ、恐らくこの作者より性格が歪んでヒネクレてネジくり曲がっているしげにはこの程度のマンガは笑うほどでもないのであろう。 あなたはオタアミに行きたくなる
マンガ、森下裕美『COMAGOMA コマゴマ』1巻(集英社・840円)。 ありゃりゃ、また『少年アシベ』始めたのか、と思ったら、ワイド四コマでアシベとゴマちゃん以外にはスガオくんくらいしか出て来ない(スガオくん、初めてアシベと同じコマに入れてよかったね)、前作とは全くテイストの違う新作。なんか雰囲気的には前作は『元祖天才バカボン』だったのが今度は「元祖」の取れた最初の『天才バカボン』に戻ったようなシンプルさ……って、このたとえのわかるヒトは確実に30代以上だろうな(^_^;)。 いや、新キャラがいないわけじゃなくて、母ちゃんの父ちゃんと母ちゃんが(つまり爺ちゃん婆ちゃんだ)新登場してるんだけど、そのせいなのか今回はあの大会社社長の父方の爺ちゃんは登場しない。 そういうところに作者が拘ってるのは見てとれるが、読者の要望は「旧キャラをもっと出せ」だと思うのだ。ゴジラかい(^^)。その要望に屈せず、今の路線でずっと森下さんが押しとおせるか、その経過を見て行く方が作品自体よりずっと面白そうだ。 それはそれとして、森下さんの『荒野のペンギン』、文庫で復刻してくれないかなあ。
マンガ、須藤真澄『おさんぽ大王』1巻(エンタープレイン・890円)。 これだけ旧刊なんだけれど、改訂版の初版なんだそうな。 前のとどこか違ってるとこあるのかなあ。比較できないからわかんないけど。こういうのたいてい「表紙だけ」だったりするんだよなあ。 ほのぼのファンタジーばっかり描いてるかと思ってたら、こういう探訪記マンガも描いてたのね、このヒト。でもメリハリが効いてて、これが実に面白い。ともかく期待に胸ワクワクで出かけたその土地々々の名物に、次々と裏切られてく展開は秀逸。なんだかつげ義春の『リアリズムの宿』を思い出させるなあ。 花見の場所取りに何度も失敗したり、競馬ですりまくるのは、ご本人にはお辛い思い出だろうに、よくここまで笑いを取るように描いていることか。 ああ、また一冊、継続して買う本が増える……。 あなたはオタアミに行きたくなる
夜、こんな夢を見た(←漱石を狙ってんのかい)。 今日は会ったこともないひい爺ちゃんの葬式である。 ところが私は劇団の仕事が忙しく、爺ちゃんの葬式にも出られなかった。 実は西原理恵子やナメダルマ親方やたぬさんやすえいどんたちと麻雀をしていたのである(←いきなり矛盾。サイバラさんたちが出てきたのは『どばくちさいゆうき』を読みながら寝たためであろう)。愛ちゃん(サイバラさんのアシストさんね)が私を物差しでビシビシと叩いて「早く葬式に行きなさいよ」というので、仕方なく親父の店(注・床屋)に行く。 行った店は、なぜか今はもう潰れてなくなってる前の店(このへんで夢だと気付くべきであるが、どうして夢を見ている最中はそのことに気付かないのであろうか)。 もう夜中でみんな寝静まってるので、仕方がなく二階に上がると、親父は愛人とグースカピーと寝ていた。ああ、おとうさんがあいじんをつくってたなんて、そんなのいやだあ、と中学生みたいな感覚になってよく見たら、どんどんそいつはボヤけて親父かどうかわからなくなったのであった。仕方なく下に降りてみると、親父は店を大改装中であった。ああ、やっぱりあの愛人と寝ていたのは親父じゃなかったんだとほっとする(じゃあ、誰だったんだよ、そいつは)。 店の入口がワキにあって狭いので、真正面のガラス戸を取っ払って入口にしようというのだ(子供のころ、ガラス戸を磨かされるのがイヤで取っ払っちゃいたいと思ってた記憶の反動だろうな)。 親父は私が葬式に出なかったことに立腹していて、罰を与えると言う。 「オトナになったお前にこんなことを言うのは気が引けるがな。もうテレビは見ちゃだめだぞ」(子供のころ、やたらテレビ禁止・マンガ禁止を食らっていたのである) んなこと言ったって、ウチに帰ったら、私がテレビ見たって親父にバレる気遣いないじゃん、親父はバカかとは思うものの、ああ、これはぼくのこころをおとうさんがためしているのだなという少年のような心の私は親父の言葉を素直に聞く。 で、二階に上がって、速攻、テレビを点ける(^_^;)。 そこはひい爺ちゃんの遺体が置いてある部屋である。実はもとの私の部屋。葬式用に親父が勝手に改装してたのである。でも私のことを気遣ってか、新しいパソコンなんかが置いてある。私が帰ってきた時、自由に使えるためであろう(でもそういうのって、たいてい親父が私物化しちゃうんだよな)。 優しいココロになっていた私は(いつもは非道なんかい)、ああ、ジイちゃん、一度も会わなくってごめんねと(私が生まれる前に死んでるんだから会えないのは当然なんだが)、その痩せ衰えた手を握ってモミモミしてやる。 するとどうだろう。今まで死んでた青白い爺ちゃんの顔に赤味がさし、生き返ってゆっくりと立ち上がったではないか。 「……トイレ」 生き返って最初のセリフがそれかい。ヨチヨチ歩き出す爺ちゃんに、その部屋で寝ていた婆ちゃん(婆ちゃんもとっくの昔に死んでたはずだが)が気付いて、抱きとめる。 「ああ、爺ちゃん、ホントは生きてたのに気付かなかったんだね。ごめんね、ごめんね」 婆ちゃん泣いているが、私はまた爺ちゃん死にはしないかなと心配なのであった。
夢日記を書いてばかりいると気が狂う、という俗説があるが、それはそのままありのままを書こうとして、自分自身の鏡像の中に没入してしまうからであろう。ツッコミ入れながらだったら、自分の夢でもそれは他人事であるから心配はない。それに、そうしょっちゅう、夢の内容覚えてるはずもないし。 もとから既知外だからこれ以上基地外にはならんのだろうというツッコミもあろうが、まあ、それはそれということで(゜▼゜*)。 あなたはオタアミに行きたくなるぅぅぅぅぅぅ!
2000年11月20日(月) 通勤だけで力を使い果たしてる日々/『薔薇の木に薔薇の花咲く』(いしかわじゅん)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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