無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2000年12月10日(日) 外見でしか人を判断できないヤツ/『あずまんが大王』1・2巻(あずまきよひこ)

 休日なのに7時に目が覚め、何だか損したような気分。
 塩浦、よしひと両嬢は8時半に起床。よしひと嬢、『クウガ』はビデオに仕掛けてるのかな?
 塩浦嬢が泊るのは初めてだが、よく眠れただろうか。何しろ寝室の四方は天井までビッシリと本で埋めつくされているのだ。夜中に地震でも起きれば本の下敷きで多分あの世行きだし。
 女房は9時にのこのこ出てくる。三人とも朝は髪の毛が大爆発。何だかこういうのって、学生のころの合宿を思い出す。初々しくていいのだ。見られるほうは恥ずかしいかもしれないが、ナチュラルな格好が一番である。

 実際、私は、他人の格好も気にもしないが、自分の格好は更に気にしない方である。背広の下は未だに半袖だし(寒さには強いので)、靴も履きつぶすまで履くので、常時ゴム底が割れたりしている。
 身だしなみが大事でないとは言わないが、身だしなみを大事にしたがる人間にロクなやつはいないので、どうしてもこうなるのだ。
 先日、道端でやっぱり冬だってのにまだ半袖の男の子を見かけたが、友達の女の子が「どうしてまだ半袖なの?」と聞いていた。半袖の子は無言のまま答えない。当たり前だ。その女の子に理由を説明するために半袖でいるわけでもないのに、どうして答える必要があるのか。「か〜ら〜す〜、なぜ鳴くの〜、カラスの勝手でしょ〜」ってなもんだ。

 女房たちが練習に出かけたあと、洗濯、掃除。風呂に入ってマンガあずまきよひこ『アズマンガ大王』1、2巻読む。カワイイ絵柄で思いきりハマる。
 ネットで内藤泰弘のHPにアクセスしてみると、例の爆弾事件の件で、作者がたった一言、「描いたものが全てです。読んでください」と堂々たるコメント。『トライガン』が連載中止に追い込まれることはなさそうでひと安心。マスコミのバカ体質は今後も変わるまいが。

 夕方、劇団のメンバーと合流。女房がイタズラで、鴉丸嬢の手を握り、私の無精髭を撫でさせる。……何考えとんじゃぁぁぁぁ! 鴉丸嬢、本気で嫌がる。私もリアクションの取りようがない。ウチにはどうしてこう「不思議ちゃん」ばかり……(-_-;)。
 小倉のラフォーレで劇団のみんなと北九州大の演劇公演『贋作・桜の森の満開の下』見る。率直に言って脚本を読めていない。前回の公演は結構面白い出来だったのになあ。メンバーも散々アンケートにキツイことを書いていた模様。容赦がない奴らだなあ(^_^;)。



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藤原敬之(ふじわら・けいし)