無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2000年11月17日(金) 一日一ドジ女房/東野英心死す。

 ああ、東野英心さん、なくなったのかあ……。
 あちこちのサイトでZATのはっちゃくの大河のと、それぞれの世代の思い入れたっぷりに語られている。でもどこか不器用な印象がいつもあって(というか、そういう役柄が多かった、というだけなんだけど)、役者としては損をしてたんじゃないかと思う。
 御父君の東野英治郎と『水戸黄門』で競演したときも、黄門様に叱られるダメ職人、という役柄だったし。さりげない演技だったけれど、私は『本陣殺人事件』での磯川警部役が好きだった。『犬神』の加藤武みたいに、いかにもオッチョコチョイのダメ警部、という感じなのはワザトラしい。ダメの一歩手前、といった感じの東野さんの演技がちょうどよかったと思う。
 『裸の大将放浪記』の主役を降りてしまったことも今思うと残念だった。演じていれば、多分一番の代表作になっただろうに。
 とかいってたら、森幹太さんも物故。……合掌。

 申告の季節がまた来た。もうひと月も前から、女房に役所まで手続きに行くよう頼んでいたのだが、「忘れた」「雨が降ってた」などと言い訳をしてズルズル引き伸ばしている。いくらなんでももう待てないので、無理矢理女房を外に出す。
 ……実はこれが毎年のことで、迅速に動いたことが一度としてない。遅れれば遅れるだけ自分が追いつめられると分っていてなぜこんなにグズなのか。
 『サタデーナイトライブ』で次から次へと記憶をなくしていく男をトム・ハンクスが演じていたが、女房はまさしくそいつの女版である。これは冗談ではなく、5秒前のことでも、下手をすると女房は忘れているのだ。多分、女房の脳ミソの八割はヌカヅケでできている。

 無理しないよう、7時間、8時間寝るようにしているのだが、どうも一日の疲れが取れない日が続いている。変な夢ばかり見てるようにも思うが、目が覚めればきれいさっぱり忘れている。
 静かにしているとそう咳も出ないのだが、少し空気の悪いところに行くと、もうダメだ。仕事中も極力動かないようにする……って無理だけどな、そんなの。
 上遠野浩平の『ブギーポップ』シリーズを読み返したり、秋乃茉莉のマンガ『霊感商法株式会社』1・2巻を読んだりして半日過ごす。でも体調がよくないとただ話を追うばかりで頭の中はただ言葉が素通りするばかり。ああ、早く休日にならないかなあ。



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藤原敬之(ふじわら・けいし)