最後に言葉を交わした日を最後に笑ってちぎれるほど手を振った日を最後に消えてゆく後姿を見えなくなってもずっとずっと見つめていた日を最後に愛を囁いた日を覚えてはいません あなたを忘れることに必死だったからでもひとつだけ忘れないでいたのそれはあなたに最後に贈った言葉少し冷たい秋風が短くなった髪を揺らしていた日のこと