ぽあろの文芸日記

2001年02月18日(日) 時計の砂

  喫茶店いつもロイヤルミルクティ時計の砂を追う汝の目を追う

何気なく過ぎていく時間
そんな時間こそが贅沢だと思う
喫茶店の砂時計
砂が落ちきるのを待ちわびるでもなく
ただただ砂を眺めている君

とりとめもない話をしていくうちに
ミルクティはいつもさめてしまう
それでも君は
おいしそうに飲んでいたね
その一瞬一瞬が至福の時だったんだね

君とともに暮らすようになり
そんな時間はかえって減ってしまった
でもそれは寂しいことじゃない
毎日のあわただしい時間の中に
いつも君がいること それが至福の時

  眠い目をこすりコーヒー飲み干して君と目が合う今日が始まる


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