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夜空 - 2001年12月17日(月)
冷たく澄みきった空気 僕の頬すら 感覚は鈍り 手に持った 缶コーヒーの熱さだけが 僕を現実に引き止めている 暗く暗く だけど 澄みきっているが故に明度の高い闇が 空や街灯や建物を包む 澄みきった闇の中を降ってきそうな程に 星や月は鮮やかに鋭く重く 僕は空を仰いで 鮮やかさに胸を締めつけられ その鋭さ重さで 僕を射抜いて 僕を地に縫い止めてくれれば良いと この冷たく鋭く重く済んだ空気の中に 永遠に閉じ込めていてくれたら良いと
冷たく澄みきった静けさ 缶コーヒーの熱さだけが 僕を現実に引き戻して
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