# 『水中花』制作秘話
2001年07月19日(木)
なかなか最近調子が良い。
小説も(内容はともかく)ちゃんと進むし、落ち込むことも少ないし。
この調子のままサイト一周年を迎えられればいいのだけど。
リクは多分一周年の前には終わらないだろうけど、そんなに焦って書くこともないし。
書きかけの小説なら腐るほどあるんだがなァ。
いやもう既に腐ってるから書き上げられないんだろうな・・・(死)
そういえば本日、ワンピイラスト集発売。・・・まだ買えてません。
バイトの帰りに買っていこうと考えてたのに、今日は帰りが夜10時だった。
明日はお休みなので、明日買いに行くっス。

小説も溜まってきたことだし、そろそろまた小説制作秘話でも語ろうかしら。
ってわけで今日からまた数日間小説製作秘話語りマース。
本日のメニューはええと、そうだなぁ・・・TYPE B『水中花』です。
ネタバレ、って程でもないですが、興味持たれた方は先に小説お読み下さい。


ゴミとして載せた最初の作品が『水中花』でした。
これは多分『血ノ染ミタ世界デ』を書き始める直前くらいに書いたもの。
シリアスゾロルっていう気分に入ろうとしてた時、なんとなく書きました。
内容は・・・まぁ海に沈んでいく誰かの独白みたいな詩のようなものですね。
私はゾロルのつもりで書きました。
沈んでいく誰か、とはルフィ。
彼を残して逝ってしまったのは、ゾロ。
ONE PIECEのバッドエンディング的に書きました。
ワタシ的には別にバッドじゃないけど、ハッピーとは云えないから、どっちかっていったらバッドエンディングと云えるんじゃないかしら。
それぞれが夢を叶えて、笑顔でルフィの元を去って自分の道を歩き出して。
でも、その後姿の中に、ゾロのあの背中はない。
具体的な設定があるわけじゃないけどね。
ゾロは死んで、海の底にその体を沈めた。
(でも決して飛び込んだとかじゃないの。多分、)
多分、沈んでいくゾロの体を、ルフィはずっとずっと見つめていただろうな。
そして全てが終わったその時、海に沈んだ自分の体に、抵抗はしなかった。
いけるなら行きたいと思った、ゾロの沈んでいったあの海の底に。
そんな、たいへん縁起の悪い詩です。
深い意味があるわけではないので、語れるほどの制作秘話がありません(汗)
ていうか、どういうきっかけでこれを思いついたか思い出せません(汗)
シリアス気分を盛り上げようとしてたら、勝手に手が書いちゃったんです。
最初に浮かんだイメージは、水面のきらきら。
水中から見た水面の眩しさと、沈んでいくゆらゆらのカンジが思い浮かんでね。
あとはTYPE Bらしく、そのまま何も考えず思いついたまま書き続けました。
ゾロが死んだ後のルフィ、というのは、書きたいようで書きたくない。
どんな風になるのか興味はある。いろんなルフィが思い浮かぶ。
『水中花』におけるルフィは、ただの「白」になったカンジ。
頭が真っ白になる、って意味の白じゃなくて。洗い立てのシャツみたいな白。
多分、ルフィは、ゾロには会えない。
ルフィは永遠に漂い続けるだけ。海の底に沈んだとしても、そこにはゾロはいない。
だから、バッドエンディング。失敗した終わり方。


次回の制作秘話は『3万ベリィの笑顔』です。
多分明日ね。

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