# 変な癖です
2001年05月08日(火)
癖っつーか、習慣かなァ。
以前この日記で、
「時々自分の行動だったり状況だったりを頭の中で小説に起こす遊びをする。」
と書きました。4月4日の日記ですね。
私はそうやって日々頭の中で小説ごっこみたいなことをしてるわけですが。
それだけじゃないんですよ。
っていうか、この小説ごっこよりもっと頻繁に頭の中で起きてることがある。
説明がとても難しいことなのだけど・・・。

普段、人間は常に何かを考えていますよね。
ぼけっとしている時でも、多分思考は何かしら働いてると思う。
意識して何かを考えている時以外でもそうだと思う。
私は意識して考え事をしている時、ネタを考えたり小説ごっこをしたりする。
勿論他の事も考えてますよ。
雨の中どうやってジャンプ持って帰ろうかとか(笑)
注目すべきは意識して考え事をしていない時。
ああ、この問題はちょっと面倒なんですが・・・。人間の意識に関しては。
筒井康隆の『家族八景』を読んだことはありますか?
主人公七瀬は目の前の人の心を全て読み取ってしまう能力の持ち主なんです。
これを読んでようやく気付いたんですが、人間て一度にいくつものことを同時に考えているんですね。まったく別のことを同時に考えられる。
少し話がずれましたかね(笑)
話を元に戻しましょう。

注目すべきは意識して考え事をしていない時です。
目の前の仕事に集中している時や、これといって何も考えていない時。
何の前触れもなく、私の頭の中で演説や講義が始まるんです。
それはたまに誰かの独り言やセリフだったり、会話だったりもします。
こんなことを考えよう、と思って考えてるわけじゃないんです。
唐突にそれは頭の中で始まるんです。
それは知っている人・キャラのセリフを反芻しているわけでもないらしい。
見聞きした事や読んだ事をただ思い出しているだけなら話は簡単なんですが。
全く新しい誰か(それはいつも同じではなく、キャラクター性はない)。
もう一つ、読んだばかりの小説の語り口調やキャラの口調がうつって、思考している口調が似てしまうという変な癖があります。
江戸川乱歩ばかり読んでいたときの私の思考といったら(笑)
とにかく雰囲気を真似てしまう癖があるらしいです。
それもこの唐突な出来事が起こる一要因ではあると思うのだけど。
自分でもこれが起こるとびっくりするんです。
「今頭の中で妙な演説が始まってんだけど、何これ?」 みたいな(笑)
最近は特に仕事中に起こる。
多分家にいて何かしてる時と仕事中の思考の感じが違うせいなんだと思う。
テレビを見てる時や本を読んでるときは、その物語のことを考えてる。
ネットやってる時も、見ているページのことや自分のサイトのことを考えてる。
家にいるときは意識して何かを考えてることが多い。
ああ、家にいるときは頭がリラックスしてて余裕があるせいかな。
仕事中は、常に頭がフル回転してて家にいる時ほどの余裕はない。
でも仕事している時、ふと思考の中に妙な空間が出来るんです。
それは余裕の空間ではなくて、忙しさの中で突如現われる空虚に似てるかな。
ぽっと突然出来たその空間を埋め込もうとするのが、例の現象ではないかと。

具体的にはどんなものなのか。
・・・具体的ではないんです、その現象の中身は。
演説だ、講義だ、会話だ、というのはわかるんです。
ただ、はっきりとその内容がわかるわけじゃない。
その思考が訪れている最中はなんとなく内容は判ってる気はするんだけど・・・。
夢と少し似てるのかもしれません。
とりとめなく脈絡もなく、見ている最中は覚えてるのに起きると覚えてない。
もしかして白昼夢?(笑) それも少し違うしなァ。
気分的には楽しいんですよ。
他人の講義や演説を聞いてる感覚です。意識して作ってるものじゃないから。
意識して出来る現象じゃないのです。やろうとしても出来ない。
突然どこかの誰かが頭の中に現われて、演説だのを行ってる感じ。
うをい、誰だよお前、って仕事中に自分に突っ込む私(笑)

これって、なんなんでしょうね。

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