オミズの花道
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『 お家の契約 』
2004年05月05日(水)


5月3日、住宅の契約。
この日は大安だったのだと後で気が付いた。

今回のことで随分と勉強になったのだが、角地というのは色々特典があるらしい。何だか嬉しくなってしまう。建蔽率なども中地と違って増すらしい。
動力はいっそのこと電気を極端に減らして、オールガス化にしようと検討中。オールガスは無理にしても、エコキュートにしたいなあと目論んでいる。最初は資金がかかるけど、国からの助成金も出るしね。
それと電気やガスを使うにしても色々パック料金が使えてお得だ。エコキュートは環境にも良いらしいし。


こうやってお家の購入を決めてから改めて思うのだが、不動産屋さんは本当に凄い仕事だなと思う。購入者がこんなにワクワクする買い物は無いし、夢を見れる世界も無い。だからこそそれを形にすること、示してくれること、理解させること、どの段階もとても大変な仕事だ。

私の担当は女性の方で、年齢は45歳くらいの華奢で柔らかい喋り方をする女性だが、この人が実にいい。
出来ないことは出来ないと言い、融通を利かす所には利かせてくれて、尚且つ自分の会社の商品に絶大な自信と信頼を持っている。
彼女でなければ、私はここまで購入する気分になったかどうか。

実際購入を決めてから何ヶ月もかけて8軒ほど見に行ったのだが、どこも『悪くは』無かったのだけれど『これ』という決め手に欠け、二の足を踏んでいた。
私にすれば大きい買い物なのだし覚悟も要るから妥協なんてとんでもなかったし、妥協するくらいなら今でなくともという頭もあって、冷静に物件を見ていたのもある。
どうせなら誰に何を言われても譲れない、そう思える物に当たるまではと思っていた。・・・・ただ、『デフレ万歳』『買うならこの時期』『波と波の間を読んで渡れ』とは思っていたし、冷やかしや思い付きではなく購入の意思はキチンと在ったのだ。

今回の物件は施主と施工主が同じで、元々材木屋だった会社なので、他社よりはかなりコストダウンが可能らしく、出物ではある。
職業柄不動産や建築関係のお客様も多いから、その方達から参考になる話も聞けるし、その会社の裏の話も聞ける。
今回の会社は『割と地味に手堅く会社を運営している』という業界の歯に衣着せぬ評価と、営業である彼女の仕事に対しての姿勢で、私はこの物件の購入を決めた。


さてここで改めて思うのだが、私が特別彼女に対して『人情』だとか『浪花節』だとかを炸裂させたのではない。仕事というものにはやはりある程度の情熱や信念は必要だし、それが他者を動かすのだし、情熱や信念が無い人間は伸びることが出来ないのだと思う。
何よりもその仕事が好きだという人間は、好きで居続けるための努力が苦痛ではない。それは第三者に伝わり、それが形のある物品であれ、形のないものであれ、結果に結びつくのだ。
どんなに良い物でも売る人間に左右される。
この物件でもなあなあに仕事をする人間が売っていれば、また違ったモノになるだろう。


これは形を変えただけで、全ての職業にも当てはまる。


今回の彼女を見て、改めて自分の襟を正そうと思う水上なのでした。





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