日報ファイル
saki



 最中!

大きなことを成し遂げるために、
力を与えてほしいと神に求めたのに、
謙遜を学ぶようにと、弱さを授かった。

偉大なことが出来るように、健康を求めたのに、
より良いことをするようにと、病気を授かった。

幸せになろうとして、富を求めたのに、
賢明であるようにと、貧しさを授かった。

世の人の賞賛を得ようとして、成功を求めたのに、
神の助けを知るようにと、失敗を授かった。

人生を享楽しようと、あらゆるものを求めたのに、
あらゆることを喜べるようにと、いのちを授かった。

求めたものは、一つとして与えられなかったが、
願いは、すべて聞き届けられた。

神の意に、沿わぬものであるにもかかわらず、
心の中のいい表せない、祈りは、すべてかなえられた。
私はあらゆる人の中で、もっとも豊かに祝福されたのだ。



アメリカ?の病院の壁などによく掲げられているそうです。
「無名兵士の祈り」という文章。
前にも引用しようと思ってとっておいたことがあるんですが
…あれ?使ったっけ?使ってないハズ…。
神様がどうたらいうだけで、日本人としては
ピンと来ないところもありそうですが。
願いはいつも、聞き届けられている最中。
たった今この瞬間にも。
求めているものが手に入らなかったとしても。
願いは叶えられている最中。
そう、願った瞬間からもうすでに。

当たり前のことって、見失いがちですね。
当たり前過ぎて。
見失っていることにすら気付かないほど。
当たり前過ぎて。
失ってからでなければ気付けないほど。
当たり前過ぎて。
本当は忘れるはずがないほど大切なことなのに。
でも、そんなことにはおかまいなく
願いはいつも、聞き届けられている最中。
そう、思った者勝ちといったところですか。


2003年01月24日(金)
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