日報ファイル
saki



 



陽の落ちかけた空の下で


枝葉を茂らせ始めた樹々が並び立つ。


沈んでゆく夕日を背にして


彼らは黒いシルエットになる。


彼らの輪郭が、


紫を帯びた紅い夕暮れを


余りに見事に切り抜いてしまうので、


その影からこぼれる光の眩さに


鳥達も思わず涙を零すかもしれない。



2001年05月13日(日)
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