日報ファイル
saki



 祖母

…が、もうかなり危ないらしいです。母方の方なんですけど、
おかげで母が里帰りしてしまい、日々の生活に苦しんでいま
す(特に食事…)。
っていうか、このまま行くと家族全員帰ることになりそうな
ので、できればその前に…どうしても更新しなければいけな
いところだけでも、更新しておきたいのですが、…無理かも。

うちは両親が香川県と愛媛県出身で、普段は年に1回くらい
しか里帰りしていないので、両祖父母共に孫の私達はそれほ
ど交流がないのですが、もう会えないかもしれないというの
は嫌ですね。これが両親だったらと思うと、インフルエンザ
をおして帰って行った母が特にすごい人だとは思えなくなる
くらいですね(涙)。
数年前に曾祖父が亡くなったのですが、覚えている限りでも
2〜3回会ったことがあるだけだったので、あまり実感があ
りませんでした。小学校の時に隣の席だったクラスメイトが
病気で亡くなったときも、私が転入してきたときにはすでに
入院していたので仲良くなる暇もなく、号泣するほかのクラ
スメイトの中で私の所在はありませんでした。
つまり私は、親しい人の死に出会ったことがまだないのです。
幸か、不幸か…後者かもしれませんが。

母が里帰りしてから数日後、父が母の実家に電話をすると、
祖父が電話に出て、祖母が死んだら自分は何もできなくなっ
てしまう…と娘婿の電話口で泣いたそうです。精神的に弱っ
ているらしく、食べた物を吐いてしまったりするようで母も
大変そうです。祖母は、祖父の兄嫁だったのですが、戦争か
ら還ってきたのは弟だけだったので、祖父はすでに1人子供
のいる祖母と結婚したんだそうです。それ以上の詳しい事情
は知らないのでよく分からないのですが、何気にドラマの設
定か何かのようですごいですね。それから半世紀程を一緒に
生きてきた2人。せめて、別れの言葉を交わす時間だけでも
与えられる奇跡が起きてほしいと思ってしまいます。

2001年04月10日(火)
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