ケイケイの映画日記
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あー、面白かった!ミラジョボの「バイオ」は一作くらい観たかな?理屈やドラマを削ぎ落し、息つく暇のない、イケイケドンドンの血まみれホラーでした。好みは断然こっちです。監督はザック・クレッガー。ゲームを知らない人も楽しめるよ。
医療関係の荷物を専門に配達するブライアン(オースティン・エイブラムス)。この配達で今日は終わりと思っていた病院で、高額の配達料を提示され仕事を引き受けます。しかしこの荷物が引き金となって、ブライアンの悲惨な夜が始まります。
ゲームの「バイオハザード」はやった事がありません。そんな私でも、ブライアン=自分と、映画の中で容易に重ねられます。ここでアイテムが手に入ったんだな、ここで敵が来るな、そして錠前のつるべ打ち(笑)。ここはゲームに則って映像化しているのかな?なので、早く逃げろ!とか、そこは助けちゃいかん!とか、だいたい解るのね。あぁそれなのにブライアン君・・・(笑)。
もちろん「バイオ」なんですから、感染者=敵は、撃って撃って撃ちまくる。もれなく内臓も肉片も出血も大サービスです。私はその辺は耐性があるので、大丈夫ですが、苦手な方は止めた方がいいかな。見せ方は斬新さより、先達の名作をリスペクトする、王道的な描き方です。しかし屋上から降ってくるあれは何事?ゲームもそうなの?あれは怖いぞ。
そして私が感心したのは、随所にユーモアをぶっこんで来る事。もう何回笑ったか。ミラジョボ版は笑った記憶はないです。とにかく間合いが抜群で、一呼吸早くても遅くてもダメなプロットで、絶妙に笑いを取りに来ます。いやー、監督センスいいわー。大出血の惨劇の中、笑いを取るのは本来難しいはず。その塩梅が良いので、息も尽かせぬ展開の中、一瞬だけ一息つけます。そう、一瞬だけな(笑)。
私が一番気に入ったのはブライアン君のキャラです。当初は頼りなさ満開で、彼女の妊娠も相手任せ。でも愛しているのは解るのです。最初の事故もバックレる事も出来たのに(バックレるとイーストウッドになる)、ちゃんと誠意を見せる(仇となるが)。心ならずも、「人殺し」となってしまった事に逡巡し、ラスト近くは、この惨劇を通り抜けた事で、何が一番大切かを悟るという成長まで見せる。
あぁ、それなのにあの仕打ち・・・。大昔、「Dの食卓」をやっていて、「そんな!親を撃つなんて!」と迷っているうちに、父親に食べられてしまった苦い過去を思い出しました(その次は当然雪辱)。続編するのか?それならブライアン君の応援団として、また観なくっちゃ!その前にクレッガー監督の前作「WEAPONS」を観たいと思います。
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