日々記
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最近の傾向ではありませんが、涙腺が弱くていけない。
木地雅映子さんの『あたたかい水の出るところ』を読みました。 タイトルどおり、温泉をこよなく愛する女の子の話です。 でも読み終わったら涙のことかもしれないと思いました。
木地さんの書く少年少女はいつもフツウに憧れを抱いているように思うんですが、 フツウじゃない僕私の罪悪感と優越感。ぴたりとひっついていて驚きます。 がんばりやの彼女と、なまけものの彼ではフツウの定義が違うでしょうし、幸せの頂点にいても不幸のどん底にいても、その人の定規によってはそれがフツウ。 自分のフツウについてちょっと考えてしまいました。
とりあえず温泉に行きたい。最近旅行ガイドブックが一番の友達です。
ついでに久しぶりに先月の読書の記録をぺたり サクラ咲くと開かせていただき光栄です、おすすめ。おもしろかった。
4月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:1479ページ ナイス数:77ナイス
サクラ咲く (BOOK WITH YOU) 図書館の貸出カードなつかしいなあ、今はもうないんだよなあ。と気づいたのが3作目を読んでいるときでした。そして1作目のことを思い返しました。100年後っていつだろう。辻村作品を読んでいるといつもタイムスリップをしている気がします。中学生や高校生のころの私が出てきて読んでいるような気分。おもしろかった。 読了日:04月24日 著者:辻村 深月 カエサルくんとカレンダー (福音館の科学シリーズ) なんで30日と31日の月があってどうやって決まったのだろう。と常々疑問だったので氷解してうれしかった。絵がかわいいので和みます。 読了日:04月17日 著者:いけがみしゅんいち チームふたり (学研の新・創作) 主人公、仲間たち、先生、両親、出てくる人みんながいい人で安心して読めました。特に主人公は素直でいい子で、お母さんがすばらしい。試合勝ってるといいな。 読了日:04月15日 著者:吉野 万理子 夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫)) ときどき読まなきゃよかったなあ、と思うくらい打ちのめされるときがありますが、そんな一冊でした。読んでいてつらかった。失ったものがあまりにも大きい、惜しい。もっとみんな幸せになるべきだ。このシリーズは完結してから読もうかな。 読了日:04月12日 著者:高田 郁 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ・ミステリワールド) 18世紀ロンドン、悪臭漂う町ですがどこか陽気なのは仲間たちのおかげ。解剖ソングがとてもよいです。伏線が貼られ丁寧に回収されていく様子は見事でした。おもしろかった。バートンズの面々はみんな好きだなあ。さみしいラストですが、どこか晴れやかな気持ちにもなりました。 読了日:04月10日 著者:皆川 博子 その背に咲くは水の華 - ヴィレンドルフ恋異聞 (C・NOVELSファンタジア) 異世界召喚逆ハーレムもの、になるらしいので期待して続きを待ちます。 読了日:04月03日 著者:夏目 翠
2012年4月の読書メーターまとめ詳細 読書メーター
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