コウフクに耐えかねた紅い塊は尋常を失って振るえて 壊れたいつも 美味しい水ばかり飲んでいた 一輪の花は主の不在で 今日 絶えた砂糖と塩は 使い様だと料理人は 髭もじゃの口元を緩ませた履き慣れた 黒い靴でいつもの小径を 散歩した川の流れも 風の強さもずっと 変わらないでそこに居た何が欲しいのか わからなくなった日