MIKI.PRUNEの方丈日記
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2005年10月23日(日) 長谷川沼田居展

 足利市立美術館で開催されている長谷川沼田居展

 (はせがわしょうでんきょ 1905−1983)

 生誕100年を記念する展覧会を見に行く。

 この画家の作品をはじめて見るが、日本画・水彩画・

 クレヨン画・鉛筆画など多彩な作品が並ぶ。

 晩年は、両目を摘出し盲目のなかで作品を生み出す

 という素晴らしい作家に出会った。

 今日は学芸員さんが作品を紹介しながら一緒に見て回ることが

 できる時間帯の鑑賞で、さらに奥深い作品鑑賞ができて

 ラッキーでした。

 農家という作品(1940年ころ)は、最初自分で見たときは

 農家が淡い色彩で描かれいるほのぼのとした絵という印象でした。

 学芸員さんが解説されて、農家の奥の森に鎮守様が描かれて

 日章旗がはためいているのですが、半分が欠けている旗を

 描いているのは、反戦を意としているとの解説を聞き、

 絵のなかに日章旗があることと反戦を意図した作品であるという

 がはじめてわかった。

 1時間20分の解説付きの鑑賞で、沼田居の作品とその時の

 彼の境遇、精神状態などより深い理解ができ、有意義な鑑賞だった。

 説明してくれたE学芸員さんに感謝です。

 晩年は、絵より書を多く用いた作品から、書だけで自分を表現するに

 至る過程が、ひとつひとつの作品から汲み取れる。

 日月の書画、ろ・を・す・ん・龍など書は彼の精魂込めた作品で

 感銘を受けた。

 秋の休日、合唱と絵とでこころを洗われる2日間だった。

 今日の一首

  秋の日に 歌と絵との 出会いあり

             美しき世界に 清められる心

  人生の 荒波はげし 生き様を

            キャンバスに描き 遺すたましい 

 


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