夜になって、雨が降り出した。 サーという静かな音とともに 降りだした雨。 何の前触れもなく、 降りだした雨。 夜のそらを見上げても そこは暗闇に世界。 そんな空から 雨は降っている。 屋根にあたる雨の音が 夜のしじまに響きわたる。 誰もいない部屋 ひとりぼっちの夏の夜。 今日の一首 夜空より 降りだした 涙雨 ひとり寝の頬 ひとすじ濡らす