MIKI.PRUNEの方丈日記
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| 2004年10月17日(日) |
優日雅(ゆうにちが) |
優日雅(ゆうにちが) 夏目雅子ふたたび を読む。 (実業之日本社 森 英介著)
今、TVで「あの頃、もし日本にドナー登録があったら、 きっとぼくらは、46歳の夏目雅子さんに会えたに違いない。」と CMが流れている。あの夏目雅子さんに関する本です。 本の紹介記事を読んだわたしは、夏目さんが俳句を詠んで いたことを知り、さっそく購入した。 正直、夏目さんの映画やTVはきちんと見てはいないが、 美しい女優さんなので知っている。
その彼女は俳号「海童」をいい、大歳時記にも載っている俳句を 残していた。
野蒜摘む老婆の爪のひび割れて
結婚は夢の続きやひな祭り
間断の音なき空に星花火
最後の句は、病院の窓から見た神宮の花火を歌ったそうだが、 星花火という表現がすごくいいと思った。 この作品を作って、約40日後に27歳で亡くなられた夏目さん この他にもいくつもの俳句を残していった。
また、この本で知られざる夏目雅子さんの実像が浮かんでくる。 自由奔放で、気の強い女性だったらしいが、明るく、よく気のつく、 分け隔てなく人と接する人柄の持ち主だったらしい。 だから、亡くなられて19年の歳月が過ぎてまで、CMに使われる 女優さんなのだろう。
その他の句
湯文字乱れし冷奴の白 傾けば冬の夜に温 通り雨そっと握った蝉の抜け殻 青蚊帳にいつしかとなく落日 夏めきし青蚊帳の肌なまめいて
などなど・・・たくさんある。 どれも、27歳で生涯を閉じた夏目雅子さんの感性が溢れている 作品ばかりに触れ、夏目雅子さんが好きになった。 今度、彼女の映画も観てみたいと思った。
今日の一首
日溜りの 縁側にすわり 見上げれば 吸い込まれそう 青き秋空 赤とんぼ 風にながされ ゆらゆらと のんびり飛んで 秋空を行く
風となり わたしのそばに やってくる ベールのように 優しく包む
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