MIKI.PRUNEの方丈日記
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2003年05月19日(月) 夢をあきらめない

 NHKの番組「夢をあきらめない」に作家瀬戸内寂聴さんが出演されて、
自分がどのようにして作家になったか、そして、出家したかを話していた。
 瀬戸内さんは、作家になる夢のために、子供と家庭を捨てた悪い女で
あったことや病気の父親に甘える気持ちで上京するためのお金を無心し、
病弱な父親は、金の工面をすると死んでしまった。兄弟から「あなたが
親を殺した。」と言われた。
 また、作家としてやっと地位を築いた頃に書いた作品で、エロ作家の
レッテルを貼られ、原稿の依頼がさっぱりこなくなり参ってしまったこと。
 やがて、認められて流行作家として、富も名誉、何でも手に入れたが
空しくて、窓から何度自殺しようと思っていたかということ。
 そして、これしかないと考えたのが、出家ということ。などを話していた。

この番組は、誰にも辛いことがあるが、自分を見失わずに夢をあきらめないで
生きてゆくと、きっと道は開かれて行くことを言いたいのだと思う。
確かに、1つの夢を続けることで、自信が生まれ、やがて、人に認められる。
人に認められなくたって、1つのことを続けることが大事だと思う。

 私もこの方丈日記を続けることで、自分と向き合い、いろいろなものを
みつめて、一句・書き続けようと思う。
続けるといえば、瀬戸内さんの「源氏物語」が途中になったままである。
早く、「夢浮橋」までたどりつきたい。そうしたら、・・・。

 今日の一句

  風吹いて 川面に浮かぶ 藻のように 行き交う人生 とどまることなし 


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