やりたいのっ!
2004年05月11日(火)
□りう日記□おっぱい星人のあやし方。
週末に、女友達の赤ちゃんに会ってきました。
あたしの女嫌いは子供嫌いと並んで、自他共に認めるものですが
時々急に会いたくなったりするのよ。
こんなあたしと仲良くしてくれる女の子は、ほんとに貴重だと思う。
今回会ってきたのは、10歳年上の友達なんだけど
全然かわいくって、年の差なんか感じないのね。
こんな風になりたいなーって思う。
赤ちゃんは、8ヶ月の男の子。
すでに貫禄出てて「社長」とかあだ名がついているらしい。
会った時から、なんだかふてぶてしいな!って思ってたんだけど
どうやら、普通よりも反応良かったみたい。
おうちに着いて、彼を床に転がしたら、ころんってうつ伏せになって
ハイハイしだして、側にいるあたしに寄ってきたの!
「よ、寄ってきた!!」
「このヒト、綺麗なお姉さんが好きみたい。
こないだ、あんまり綺麗じゃないお姉さん来たけど、
会った瞬間から泣きっぱなしだったよ。」
「まじで!ええ子やなぁ。だっこしたろ。」
だっこしても、泣かずに笑ってた。
なぜか、赤ちゃんには好かれるあたし。
知らない人が来ると、無口になっちゃうらしい彼も、よくお喋りしてました。
(何言ってるのか、わかんないけど。)
時々、近づいて来て膝を手すりに立ち上がったり。そのまま膝をぺちぺちしたり。
「なんでやろう。子供嫌いやのに。」
「んー。あたし思うんだけどね。子供大好きデス!って言ってる人ほど
あんまり子供に好かれないような気がする。」
「そうなんかな?」
「うん。今でこそ、小さい子に目がいくようになったけど、
独身の時って子供に興味ないのって当たり前だと思うんよね。
だって気持ち悪くない?男の気引こうと言ってるみたいで!
しかも、それって勘違い。あたしが男だったら、絶対引くわー。」
「あはは!気持ち悪いて!確かに気持ち悪いけど!」
「お腹痛めて生んだから愛しいって思うんじゃないと思うの。
あ、これはあたしの場合だけどね。
こうやって、毎日一緒にいて手かけてるから愛着わくっていうのかなぁ。」
目からウロコな言葉だった。
「星の王子さま」の薔薇みたいだ。
好きな男には多少の世話とお金をかけさせろって言うしな。
「そろそろ乳離れしなきゃいけないんだけどね。このヒトおっぱい星人だからさ。
泣いたらおっぱいあげとけば泣き止むんだよねー。
それ止めると他のあやし方探さなきゃいけないでしょ?面倒くさくって!」
「うはは。将来心配やなぁ。」
彼女の(いい意味で)アバウトな子育ては、きっと大らかな子に育つんだと思う。
幼稚園の先生をしている頑固な友達が聞いたら、すごい剣幕だよ。きっと。
「こうでなければいけない」育て方は、きっとママも疲れちゃうよね。
赤ちゃんを産んだ友達に会うと、いっつも思う。
無条件で愛しいって思う小さいヒトに、
無条件で必要とされてるのってすごく羨ましい。
子供が欲しいっていうわけじゃなくってさ。
何がそんなに楽しいのかわからないトコで笑う彼と、あやす彼女を見て
今回もまた、そう思いました。
途中でお昼寝して、あたしが帰る頃に目を覚ました彼。
初めて会った時と同じ目で、あたしを見る。
「なー。この目って完璧にあたしのこと忘れてるよなぁ。」
「ほんとだ。最初と同じ目してる。」
「20分で忘れるのかよー(笑)」
「寝たら忘れるって、新発見!」
それから、バスが来るまで一緒にいたけど、少しは思い出してくれたのかな。
ずっとあたしを見てて、時々「見てていいの?」って確認するみたいに
ママをちらっと見て。
違うイキモノみたいで、面白かった。
別に今のままでもいいけど、チョット体験してみたいのよ。
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