かなり気侭に腐的
K/A/R/A/S/U



 JSAを観て来た。

月曜の晩に集まって梅田の映画館に行った。
S紀さんYエちゃんと三人。えむ2さんは当初観るつもりだった
ようだけど、韓国旅行から20時過ぎに大坂着じゃ、まあ無理なので
あっさり見捨てておいた。(笑)
映画は38度線、軍事境界線で起こった事件を掘り下げていく。
テーマは重い。民族分断の話だ。
けれど予想したほどに悲しく無かった。
悲しく無かったというと語弊があるが..ええと、
やるせない気分っていうんでしょうか。呆然となった。
でも現実に38度線は存在するんだ。悪い冗談みたいだ。
石原理センセイの漫画で「38度線」ってずばりそのタイトルがあったけど
あれもシニカルでどこか可笑しくて悲しい話だった。
映画を観ていて思ったのが武装してるモノのリアルさ。
拳銃にしてもなんか妙に生々しかった。
私も含めて今の若いなんかには想像もつかない現実。
ああいった背景がなければ北も南もなく
お互いに笑いあう事も可能なのに....開かれた心の扉は
結局悲劇しか生み出さなかった。
あそこまで同一民族が憎みあうのかピンとこなくて私は戸惑うけれど
(どこの国だって内乱は経験していた筈だ)
おぼろげに思うのはあまりにも多くの血を互いに流し過ぎたのだろう。


2001年06月04日(月)
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