タモリの見る夢
増刊号 / 昨日のゲストからのご紹介 / 明日も来てくれるかな
長かった3ヶ月の新人教育も終わりました。
新人ちゃんたちはビッシビシとボクの愛のムチを受け、死んだ魚のような眼で3ヶ月を過ごしたのですが、6月も最終週になると「本当に帰るんですよね」「もう二度と来ないんですよね」と失礼なくらいに念を押され、「ウン」と答えると、日に日に死んだ魚のような眼をしたミンナの眼がキラキラと輝き出し、顔には笑顔が戻り、あろうことか「♪フンフフーン、シャンコバーが帰ーるー」なんて鼻歌まで作られ歌われる始末でございます。最後の日にはおつかれさん会をボク抜きで行なわれたりとかもしました。
そして7月から以前居た部署に戻ったのですが、明らかに「もう3ヶ月経っちゃったんだ」「ホントに帰ってきちゃったんだ」という澱んだ空気が目一杯広がっておりまして、こちらの新人ちゃんたちはあからさまにボクを避けておりまして、女のコなんか目も合わせないどころか、ボクに書類を渡すのにも思いっきり手を伸ばして紙の一番端をつまみながら、でございます。(もちろん顔を大きく逸らし息は止めて、でございます)
どうやら「シャンコバはクセエ」だの「パンツの中にウジ虫が湧いていた」だの「ダニみたいにオッパイをチューチュー吸う」だのとボクが居ないあいだにあらぬウワサを撒かれたっぽいです。(ボクのオッパイの吸い方は産まれたてのバンビのようにチュパチュパと、でございます)
今も陰で「シャンコバ菌、エンガチョ」とか聞こえました。明日からアジキさん(清掃のおばちゃん:58歳)と一緒にお仕事だそうです。ダニみたいにチューチュー吸うのを拒まないから、だそうです。(←社長命令)
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web拍手返信 :カナリヤが尺八というのは痛そうですね。それならいくらマグロのボクでも少しは動くかもしれません。
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